太宰府は平安時代の貴族で政治家だった菅原道真が、政敵の陰謀により流されて一生を終えた土地です。道真を祀る太宰府天満宮は、全国の天満宮の総本社となっています。また、近隣には美しいお寺も点在しています。さらに九州国立博物館があり、歴史好きには見逃せない魅力を放つ観光エリアとなっています。

▼地図は一番下にあります。

★料金・時間・休日などについては変更されることがあります。必ず公式HPまたは自治体のサイトで確認してください。
★入場・入館時間は、多くの場合、終了30分前までです。
★アクセス方法については、比較的わかりやすいものを掲載しています。ほかにもルートがある場合があります。

太宰府の神社仏閣

太宰府天満宮

画像:wikipedia「太宰府天満宮」

太宰府天満宮太宰府天満宮は、菅原道真を祀る天満宮の総本社で、全国約12.000もの天満宮の頂点に立つ名社です。 菅原道真は当代一流の学者であり、宇多天皇の信任も篤く、政治家としては右大臣の地位まで上がりました。しかし、宇多天皇が醍醐天皇に位を譲って上皇となったあとは後ろ盾を失い、政敵であった左大臣藤原時平の讒言により、901(昌泰4)年、大宰権帥(だざいのごんのそち)に左遷されてこの地に至り、2年後の913(延喜3)年、世を去りました。

その後、処分停止を訴えようと駆けつけた宇多上皇を取り継がなかった藤原菅根(すがね)が雷に打たれて死に、藤原時平も若くして死去したほか、朝廷の陪臣の不可解な死が相次ぎました。また、京都では旱魃や洪水、火災が続いたことから道真の怨霊のしわざと考えられ、没後に建てられた廟所をもとに太宰府天満宮が創建されたと伝えられています。

菅原道真は学問に優れていたことから「学問の神様」とされ、全国から多くの受験生やその家族、親戚などが訪れます。

参道には土産物店や飲食店が集まって、楽しい雰囲気です。そこから大きな鳥居をくぐって太鼓橋を過ぎると、楼門の向こうに美しい本殿が立っています。本殿は国宝に指定されています。本殿のすぐ右手に、「飛梅」があります。「飛梅」には、道真が「東風(こち)吹かば にほひ起こせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」と詠んで別離を惜しんだ海が、道真を慕って京から一夜で飛んできたという伝説が残っています。

【アクセス】
◎博多駅から電車:JR鹿児島本線で「天神」へ行き、「西鉄福岡(天神)」まで歩く。「西鉄二日市」で太宰府線に乗り換えて、「太宰府」下車、300m。
◎博多駅からバス:西鉄バスで約40分。「太宰府」下車、300m。
【TEL】 092-922-8225
【住所】福岡県太宰府市宰府4-7-1
【料金】境内への立入自由(志納)。
【開門時間】
春分の日より秋分の日の前日まで 6:00
上記以外の日 6:30
【閉門時間】
4〜5月・9〜11月 19:00
6月〜8月 19:30
12月〜3月 18:30
【休日】なし。ただし、1月4日の夜は参拝の状況により閉門。

光明禅寺

光明禅寺鎌倉時代中期、菅原家の子孫のひとりで臨済宗の禅僧であった鉄牛円心により創建されたお寺です。臨済宗のお寺で、天神と禅宗の教えが結びつた渡宗天神の伝承を受けているとも伝えられています。
九州最古といわれる枯山水の庭園があり、前庭の「仏光石庭」と後庭の「一滴海庭」は名庭として知られています。とくに「一滴海庭」には白砂に樹齢400年のカエデの木が映え、49種の苔で海陸の大観を表現して、苔寺とも呼ばれます。四季折々の美しさで魅せてくれます。

【アクセス】西鉄「太宰府」駅から200m。太宰府天満宮の参道を上り、右へ折れた突き当たりにある。
【TEL】 092-922-4053
【住所】福岡県太宰府市宰府2-16-1
【料金】200円
【駐車場】なし。近隣のパーキングを利用。

観世音寺

観世音寺天智天皇が、746(天平18)年に母親である斉明天皇の冥福を祈って建てた九州有数の古刹で、『源氏物語』にも登場します。古くは九州の寺院の中心的な存在として栄えましたが、現在は江戸時代に再建された講堂と金堂のみが残っています。平安〜鎌倉時代のものとされる15体の木造の仏像は圧巻の美しさと迫力があり、国の重要文化財となっています。

【アクセス】
◎「西鉄五条」駅から900m。
◎西鉄「太宰府」駅から1.5km。
【TEL】092-922-1811
【住所】福岡県太宰府市観世音寺5-6-1
【料金】境内への立入自由(志納)。宝蔵は有料。
【時間】宝蔵は9:00〜16:30
【駐車場】30台。

戒壇院

戒壇院観世音寺49院のひとつで、734(天平6)年、聖武天皇の勅願により観世音寺の境内に創建されました。奈良の東大寺、下野(栃木県)の薬師寺とともに日本三戒壇のひとつとされ、西国で仏門に入る者は、必ずこの寺で戒律を受けることになっていました。
戦国時代には荒れ果てていましたが、1669(寛文9)年、僧侶智玄によって本尊が修復され、黒田藩の家臣蒲田昌勝により、堂宇が再興されました。今では観世音寺とは別のお寺となっています。

【アクセス】
◎西鉄「大宰府」駅から3km(駅前のレンタサイクルを利用)。
◎西鉄「太宰府」駅前または太宰府天満宮近くの「三条」バス停からコミュニティバス「まほろば号/内山行き」に乗り、終点下車すぐ。
【TEL】092-922-4106
【住所】福岡県太宰府市内山883
【料金】境内への立入自由(志納)
【時間】9:00〜17:00
【駐車場】100台。

竈門(かまど)神社

竈門神社7世紀後半、大宰府を構築する際、鬼門除けのため、宝満山の麓に建てられた古社です。大宰府鎮護の神とされ、人々の信仰を集めました。江戸時代には、1650(慶安3)年に藩主黒田忠之による社殿の修復や、1698(元禄9)年の黒田綱政による社領の寄進が行われています。
境内には、目を閉じて2つの石の間を行くことができれば恋が叶うと言われる「愛敬の石」があり、女性を中心に恋の神様としても人気が高まっています。また、春は桜、梅雨の時期にはアジサイ、秋には紅葉と四季折々に美しく、年間を通して多くの人が訪れます。

【アクセス】
◎西鉄「大宰府」駅から3km(駅前のレンタサイクルを利用)。
◎西鉄「太宰府」駅前または太宰府天満宮近くの「三条」バス停(セブンイレブンが目印)からコミュニティバス「まほろば号/内山行き」に乗り、終点下車すぐ。
【TEL】092-922-4106
【住所】福岡県太宰府市内山883
【料金】境内への立入自由(志納)
【時間】9:00〜17:00
【駐車場】100台
【HP】竈門神社

太宰府のミュージアム

九州国立博物館

九州国立博物館九州国立博物館は、九州が中国や朝鮮半島、その他アジア諸国への扉であった歴史を踏まえ、「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える博物館」をコンセプトとして、旧石器時代から幕末や明治時代までの日本の文化の形成について展示しています。展示物の中には国宝や国の重要文化財も多く、とても充実しています。

【アクセス】
◎博多駅から電車:JR鹿児島本線で「天神」へ行き、「西鉄福岡(天神)」まで歩く。「西鉄二日市」で太宰府線に乗り換えて、「太宰府」下車、1km。
◎博多駅からバス:西鉄バスで約40分。「太宰府」下車、300m。1km。
◎太宰府天満宮から:境内から虹色のトンネルで直結している。
【TEL】092-918-2807
【住所】福岡県太宰府市石坂4-7-2
【料金】展覧会により異なる。なお、太宰府天満宮の「宝物殿」および「菅公歴史館」と九州国立博物館「文化交流展(平常展)」を共通で観覧できる『共通チケット』が500円で販売されている。
【時間】9:30〜17:00(入館は16:30まで)
【休日】月曜日(祝日の場合は翌日)、年末
【HP】九州国立博物館

よみがえる古代の史跡

大宰府政庁跡

画像:wikipedia「大宰府」

大宰府政庁跡奈良時代から平安時代初期にかける律令制時代、西日本の政治と外国からの防衛および外交の窓口であった大宰府政庁があったところで、東西110m、南北211mの広場に礎石が残っています。国の特別史跡に指定されて史跡公園となっており、隣接する大宰府展示館では出土品や大宰府の歴史のパネルを展示しています。

【アクセス】
◎西鉄「都府楼前 」駅から850m。
◎西鉄「都府楼前 」駅前からコミュニティバス「まほろば号」に乗り、「大宰府政庁前」下車。
【TEL】092-925-1880(大宰府観光協会)
【住所】福岡県太宰府市観世音寺4-6-1
【料金/大宰府展示館】無料
【時間/大宰府展示館】9:00〜16:30
【休日/大宰府展示館】月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日〜1月4日)
【HP】大宰府展示館

水城(みずき)跡

画像:wikipedia「水城」

水城跡663(天智2)年、天智天皇は百済を援助して、唐・新羅の連合軍と白村江で戦って敗れ、翌664(天智3)年に唐と新羅の連合軍の襲来に備えて大きな堤を築きました。それが水城です。
水城は堀と土塁から成り、土塁の高さは約13m、基底の幅は約80m、全長は約1.2kmにおよびます。危急の際は御笠川の水門を閉じて、堤の前面を貯水池として、敵兵の動きを止める設計となっていました。現在は木立が続く丘のような景色となっており、国の特別史跡に指定されています。

【アクセス】
◎JR「水城 」駅から250m。
◎西鉄「下大利 」駅から650m。
【TEL】092-925-1880(大宰府観光協会)
【住所】福岡県太宰府市水城、国分
【駐車場】20台

筑前国分寺跡

画像:wikipedia「筑前国分寺」

筑前国分寺跡仏教を深く信じた聖武天皇が全国に建てた国分寺・国分尼寺のひとつで、741(天平13)年に創建されました。昔は七堂伽藍や多くの子院のある大寺であったと伝えられています。現在の筑前国分寺の東南側にあります。

【アクセス】
◎西鉄「都府楼前 」駅から1km。
◎西鉄「都府楼前 」駅前からコミュニティバス「まほろば号」に乗り、「筑前国分寺前」下車。
【TEL】092-925-1880(大宰府観光協会)
【住所】福岡県太宰府市国分4丁目13-1

★下のポイント名をクリックすると、地図の中央に表示されます。★

太宰府天満宮  光明禅寺  観世音寺  戒壇院  竈門神社  九州国立博物館  大宰府政庁跡  水城跡  筑前国分寺跡  

「風の旅」のトップページへもどる 「福岡観光 風の旅」のトップページへもどる
風の旅 TOP > 福岡観光 風の旅 > 学問の神様 菅原道真ゆかりの地、太宰府

風の旅 福岡観光風の旅