阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖の3つの湖に、雄阿寒岳・雌阿寒岳などの火山群を加えた一帯は、阿寒国立公園に指定されています。3つの湖の周りにはエゾマツやトドマツ、シラカバなどの原生林が広がり、湖はどれも美しく、「森と湖」という修飾語を冠されることの多い北海道の中でも、飛び切り深いエリアとなっています。札幌のような都会から遠く離れて、いわば僻地にあり、その分、訪れる人も少なく、自然も豊かです。

【阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖めぐり】

交通不便なエリアなので、車やバイクが便利ですが、本数は少ないものの路線バスもあります。また、効率よくまわることができる定期観光バスもあります。くわしくは次のサイトへ
阿寒バス「定期観光バス」

阿寒国立公園をめぐる

阿寒湖

阿寒湖阿寒湖は雄阿寒岳・雌阿寒岳などの諸火山が噴火したときに、あふれ出た溶岩や噴石や土石流などによって雨水や川の水がせき止められてできた湖です。湖岸は複雑に出入りし、周囲は深い森に囲まれています。雄阿寒岳寄りの東岸は岩の間に立ち枯れの老木が点在し、独特の雰囲気をかもし出しています。湖上にはチュウルイモシリ(急流島)、ヤイタイモシリ(白楊林島/ドロノキの林の島)、オンネモシリ(大島)、ポンモシリ(小島)の4島を代表に、19の島が浮かんで、美しい景色となっています。北岸のチュウルイ川が注ぐチュウルイモシリの周辺には特別天然記念物のマリモがとくに多く、島に建てられたマリモ展示観察センターは遊覧船も立ち寄る、阿寒湖観光の定番コースとなっています。水中にはヒメマス、アメマス、コイ、フナ、ワカサギなどが生息しています。

温泉温泉に泊まる

阿寒湖畔温泉

阿寒湖畔温泉は阿寒湖の南の岸にあり、土産物店も数多く、阿寒湖観光の中心地となっています。江戸時代末から明治時代にかけて活躍した探検家で、開拓判官となって蝦夷地に「北海道」の名をつけた松浦武四郎の『久摺(くすり)日誌』に、「温泉が湧いており、疲労が消散する」と書かれてあります。そのころはまだ宿泊施設などはなく、1908(明治41)年に旅館が初めてつくられて発展し、今では大きな温泉地となりました。夏はどこも満室となります。

【アクセス】
◎たんちょう釧路空港からバスに乗り、阿寒湖温泉下車(約1時間20分)。
◎JR釧路駅から阿寒バスに乗り、阿寒湖温泉下車(約2時間5分)。
※バスの本数は少ないので、次のサイトで確認してください。
阿寒バス「阿寒路線」
◎車・バイクが便利です。

観光 More Infomation

阿寒湖アイヌコタン

阿寒湖アイヌコタンは、北海道でも最大規模のアイヌ民族の集落です。アイヌ舞踏を鑑賞したり、エゾジカの料理を味わうなど、普段はできない体験をすることができます。土産物店が数多く並び、それぞれが特徴ある文様の衣類や彫り物を並べて、見ているだけで楽しめます。

【アクセス】阿寒湖温泉の一角にあり 、湖畔からは400m。
【時間・休日】各店舗により異なる。
TEL:0154-67-2727(阿寒アイヌ工芸協同組合)
【HP】阿寒湖アイヌコタン

摩周湖

摩周湖摩周湖は摩周岳の中腹が陥没したところに水が溜まってできたカルデラ湖です。水深は最も深いところでは211.5mもありますが、流れこむ川も流れ出す川もありません。水の透明度が極めて高く、かつては世界一と言われていました。ニジマスやヒメマス、スジエビやウチダザリガニなどの放流などによって濁りが発生し、現在ではロシアのバイカル湖に次いで2位となっていますが、それでも相当なものです。この透明度の高さと深さから、よく晴れた日には宝石のように美しいブルーの湖となります。しかし、霧が出ることが多く、そのブルーを見られたら、とてもラッキーです。一方、霧に閉ざされた景色も雰囲気があり、周辺の森を歩いていると、吸い込まれそうな気持ちになります。晴れさせるには、アイヌ語で「カムイ・ポプニカ・アーホイヨ(神よ、晴れさせてください)」と呪文を唱えるとよいとされていますが、カムイが願いを聞き入れてくれることは、そう多くはないようです。
摩周湖のまわりは急斜面となっており、湖面に近づくことはできません。南側に第1展望台が、西側に第3展望台が、北側に裏摩周展望台があり、そこから湖面を見下ろします。かつては第1展望台と第3展望台の間に第2展望台がありましたが、現在は閉鎖されています。裏摩周展望台は標高が低いところにあり、第1展望台と第3展望台から見られないときでも、湖面が見られることもあります。

温泉温泉に泊まる

摩周温泉

摩周温泉はJR摩周駅から1kmほどのところにある温泉地です。かつて摩周駅は弟子屈駅といい、温泉も北側を弟子屈温泉、南側を鐺別温泉と言いましたが、わかりやすくするため、駅名も温泉地名も「摩周」に統一されました。ホテルや旅館が集まり、阿寒地域では大きな街として賑わっています。泉質はかつての弟子屈温泉周辺は弱食塩泉、鐺別温泉は弱苦味泉です。

【アクセス】
◎JR摩周駅前からバスがあります。
※バスの本数は少ないので、次のサイトで確認してください。
阿寒バス「摩周路線」
◎車・バイクが便利です。

屈斜路湖

屈斜路湖屈斜路湖は火山隊の陥没によってできたカルデラ湖で、北海道ではサロマ湖に次いで2番目に大きな湖です。名前はアイヌ語で「のど」を意味するクッチャロに由来しています。これは南端から流れ出す釧路川の流出口を呼んでいたものが、いつの間にか湖の名となって定着したものと考えられています。湖上中央には中島があり、南岸には和琴半島が突き出して、美しい景観となっています。北の藻琴山(もことやま)と西のサマッカリヌプリを映した湖面は静かで広々として、とくに南の岸から見る「逆さ藻琴」はみごとな美しさです。周辺はエゾマツやトドマツ、シラカバなどの原生林となっています。
東岸から南岸にかけては温泉が多く、砂湯では砂浜を掘ると湯が沸いて露天風呂ができるほどです。足湯くらいなら手でも簡単に掘ることができますが、キャンプをしている人の中には貸しスコップを借りて本格露天風呂をつくる人もいます。
なお、嘘か真かわからない話として、クッシーの目撃談があります。イギリスのネス湖のネッシーと同様、古代の恐竜の生き残りとされますが、正体は不明です。

【アクセス】弟子屈町の阿寒バス摩周営業所などからバスに乗って、「和琴半島」下車、500m。

美幌(びぼろ)峠

美幌峠屈斜路湖を見下ろす展望台としては、美幌峠、津別峠、藻琴峠の3つの峠があります。なかでも美幌峠は阿寒国立公園内で随一、北海道でも屈指と言われるビューポイントです。晴れた日には、標高525mの美幌峠展望台から、中島を手前に濃いブルーの屈斜路湖が見えます。

【アクセス】車・バイクが便利です。屈斜路湖西岸から10km。

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