大雪山は北海道の中央部に位置し、2000m級の山々が集まる山岳地帯です。全体の面積は約23万haもあって日本最大の国立公園となっており、その広さはひとつの県に匹敵します。大雪山火山群ができたのは、洪積世後期です。初めに高根ヶ原、忠別岳、化雲岳などが形成され、続いて愛別岳、比布岳、黒岳、烏帽子岳、赤岳ができました。やや遅れて凌雲岳、北鎮岳、白雲岳などが形成され、最後に御鉢平と旭岳ができました。御鉢平と旭岳は、現在も活動しており、現在も噴煙を上げています。この大雪山火山群に、十勝岳やトムラウシ山を中心とする十勝火山群と石狩山地と然別(しかりべつ)火山群を合わせて、大雪山といいます。
大雪山といえば北海道を代表する山岳地帯として旅人のあこがれを誘いますが、このように広大な領域を指すものなので、観光の際は目的地を定めて行くことが大切です。

旭岳とその周辺

旭岳

旭岳旭岳は大雪山国立公園の主峰で、高さは2291mあり、北海道の最高峰です。名前は忠別川の源であることに由来し、アイヌ語で「日の川」を意味するチュプ・ベツを「旭」としたものです。旭川市の「旭」の由来も同じです。中腹の旭岳温泉から姿見までロープウェイで上がることができ、最初のビューポイントの姿見の池までは、20〜30分で着きます。姿見の池は古い噴火口に水が溜まってできたもので、美しい青色に輝いています。夏にはミヤマリンドウやエゾツガザクラ、チングルマなどの花々が咲き、この近辺は花畑となります。姿見の池から頂上までは約2kmの登り道ですが、比較的なだらかなため、ファミリーでも歩くことができます。天気が良ければ、頂上からはトムラウシ山や忠別岳、化雲岳などがとく見えます。半日かけて、大きく一周するコースもあります。

温泉温泉に泊まる

旭岳温泉

旭岳の中腹、標高1050m付近にある温泉です。比較的小さな温泉地ですが、旭岳に登る好立地にあるため人気は高く、夏の山歩きや秋の紅葉のシーズンには、ホテルや旅館は一杯になります。泉質はカルシウム、マグネシウム、ナトリウムを含む硫酸塩泉で、無色透明です。

【アクセス】
◎旭川空港・JR旭川駅前から1日に3本、バスが出ています。
※詳しくは公式ホームページでご確認ください。
旭川電軌鉄道「いで湯号」
大雪山旭岳ロープウェイ
◎車が便利です。

天人峡

天人峡天人峡は旭岳の南の山麓にある峡谷です。石狩川の支流の忠別川が岩を侵食してできたもので、七福岩や見返りの岩などの名前をつけられた奇岩が並ぶ切り立った絶壁が約2kmにわたって続いています。天人閣というホテルから10分ほど奥へ進むと、旭岳に降った雨や雪解け水を集めて流れる大きな滝があります。名前を羽衣の滝といい、そのスケールは全国でも有数です。また、羽衣の滝からさらに奥へ進んでいくと敷島の滝があります。幅広で轟々と音を立てて流れるその姿は、とても迫力があります。

温泉温泉に泊まる

天人峡温泉

天人峡の絶壁の中を奥へ進むと、天人峡温泉に至ります。旭川の奥座敷と言われ、大自然の中の温泉として人気があります。泉質はカルシウム、マグネシウム、ナトリウムを含む硫硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉です。

【アクセス】
◎車が便利です。旭川から行くと、途中で旭岳温泉へ行く道と天人峡温泉に行く道に分かれ、原生林の中を走ります。
◎天人峡に宿を取れば、無料送迎バスを利用できます。詳しくは各宿へお問い合わせください。

十勝岳とその周辺

十勝岳

十勝岳望岳台十勝岳は大雪山山系の南西部に位置する活火山で、十勝火山群の主峰です。標高は2077mです。過去に何度も爆発しており、中腹の火山口は1926(大正15)年に噴火したときのものです。近年では1988(昭和63)年にも噴火しています。美しい山容と十勝火山群の主峰という位置づけから、登山客も多く訪れます。
標高930mの望岳台までは車で行くことができ、周辺の散策路を歩くと十勝の大自然を味わうことができます。山頂をめざす場合は登山の装備が必要です。山頂からは大雪山山系はもちろん、羊蹄山やニセコアンヌプリ、雄阿寒岳や雌阿寒岳まで見渡すことができます。

温泉温泉に泊まる

白金温泉

十勝岳の北側の山麓にある静かな温泉地です。十勝岳や美瑛岳、美瑛富士への登山の拠点ともなっています。泉質は塩類を含む重曹泉です。

【アクセス】
◎望岳台までは車で行くことができます。駐車場とレストハウスがあります。
◎JR美瑛駅から道北バスの「白金温泉・国立大雪青年の家」行きに乗り、「保養センター」で下車。さらに徒歩で1時間強。
◎JR美瑛駅からタクシーで。

層雲峡とその周辺

層雲峡

層雲峡、大函銀河の滝層雲峡は石狩川上流の激しい流れが岩を侵食してできた大峡谷です。幅は約24kmもあり、日本の峡谷の中では最大です。高さ200mもの柱状の岩は「柱状節理」というもので、その形状によって、観音岩、マリア岩、鬼巣岩、天狗のひき臼岩、地獄谷、こうもり岩などの名前がついています。断崖絶壁からは、いくつもの滝が流れ落ちており、銀河の滝と流星の滝は、必見の見所となっています。このふたつの滝の間にある不動岩は、数々ある岩の中でも人気スポットとなっています。また、紅葉谷まで行くと、秋には美しい紅葉と岩のコントラストを見ることができます。 層雲峡で最も美しいとされているのは、大函です。切り立った崖が川の両岸に屏風のように連なり、その間を清流が流れています。大函の入り口近くには駐車場もあります。

温泉温泉に泊まる

層雲峡温泉

層雲峡の峡谷の中ほどに位置する温泉です。大雪山周辺の観光の拠点であるため、高級なホテルや旅館も多く、土産物売り場も充実し、旅客でにぎわっています。泉質は無色透明で無味無臭な単純温泉、または硫黄を含んでいます。

【アクセス】
◎JR旭川駅前から層雲峡行きの道北バスで約50分。
◎JR上川駅前から層雲峡行きの道北バスで約30分。
◎車では旭川から約70kmです。

黒岳

黒岳層雲峡の近くに位置する標高1984mの山です。7号目まではロープウェイで登ることができ、層雲峡に来た人の多くは登って眺望を楽しみます。頂上まで歩くこともできますが、きちんとした山歩きの装備が必要です。

【アクセス】
◎層雲峡・黒岳ロープウェイに乗る。

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旭岳  旭岳温泉  天人峡  天人峡温泉  十勝岳  白金温泉  層雲峡  層雲峡温泉  黒岳

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