礼文島は利尻島から北西に約10kmの海上に浮かんでいます。南北に細長く、島の中央部に標高490mの礼文岳が位置し、南部と中央部は標高200〜300mの丘が続いています。東側はなだらかな坂が海に至る一方、西側は険しい崖となっています。島名はアイヌ語で「沖の島」を意味するレブン-シリに由来しています。利尻島と同様、1685(貞観2)年に松前藩の宗谷場所の一部とされ、のち1785(明和2)年に独立場所となりました。明治時代に入ってから、漁業を生業とする移住者も増え、現在に至ります。北方の寒冷地にあるため、低い丘陵地でも高山植物が多く、「花の島」あるいは「花の浮島」とも呼ばれています。

【礼文島への行き方】

◎稚内から礼文島へ:フェリーで約1時間55分〜2時間05分(59km)
◎利尻島から礼文島へ:フェリーで約40分(19km)
※くわしくは、次のサイトへ ハートランドフェリー(利尻・礼文)
※礼文島の空路は休止していますが、隣の利尻島と札幌(新千歳空港・丘珠空港)の間に、夏期のみフライトがあります。札幌から利尻島に飛び、フェリーで礼文島に来る方法もあります。

【現地の交通】

◎行動の自由が利くマイカー・レンタカー・レンタルバイク・レンタサイクルがお勧めです。
※夏でも冷涼な日が多いので、レンタルバイク・レンタサイクルに乗る際は、ウインドブレーカーや簡易レインコートが必需品です。
◎おもな観光名所へは路線バスがありますが、本数は限られます。観光バスもあります。

礼文島の観光地めぐり

桃岩展望台

桃岩展望台「桃岩登山口」のバス停を降りて草原を登っていくと、桃岩展望台に至ります。桃岩は標高249mの地点にある岩で、丸みを帯びて先っぽが尖っている形が桃に似ています。展望台からは利尻島の西海岸や、遥かかなたに利尻島がよく見えます。周辺には、6月から9月初めにかけて、本州では2000m以上の高地でしか育たない植物が花をつけて、お花畑となります。その数は約300種。レブンウスユキソウ、エゾノハクサンイチゲ、レブンコザクラ、チシマギキョウなど、礼文島に咲く花のほとんどが見られます。と言っても、可憐な高山植物ですから派手さはなく、風にそよぐ清楚で慎ましい風情を愛でるお花畑です。このお花畑にはサハリン(樺太)やカムチャツカ、アリューシャン列島と同様、北方系の植物も多く見られます。花の移ろいは早く、1週間と同じ風景はありません。

礼文島トレッキング観光コース

礼文島にはいくつものトレッキング観光コースがあります。長時間かかるコースを歩くにはまず礼文島に宿泊することが必要ですし、ゴール地点から数少ないバスで戻る、もしくは宿の人に車で迎えに来てもらうといった段取りをつけておく必要がありますが、日程に余裕があれば歩いてみてください。くわしくは次のサイトへ。
礼文島観光協会「島を歩く」

【礼文島の高山植物】

レブンアツモリソウ

レブンアツモリソウ

ハクサンチドリ

ハクサンチドリ

エゾスカシユリ

エゾスカシユリ

イブキトラノオ

イブキトラノオ

ミヤマオダマキ

ミヤマオダマキ

レブンウスユキソウ

レブンウスユキソウ

レブンキンバイソウ

レブンキンバイソウ

チシマギキョウ

チシマギキョウ

【アクセス】
◎香深港からバスに乗り、「桃岩登山口」で下車。
◎車やバイクが便利です。香深港から桃岩登山口まで3km。
◎桃岩登山口から桃岩までは、約700m。

地蔵岩

地蔵岩礼文島南西部の海岸に立つ、高さ約50mの岩です。形がお地蔵様に似ていることから、名づけられました。地蔵岩のある元地から北の海岸ではしばしばメノウを拾うことができ、メノウ海岸と呼ばれています。

【アクセス】
◎車やバイクが便利です。香深港から6.3km。

スコトン岬

スコトン岬礼文島最北端の場所で、周辺は高山植物の宝庫となっています。崖の上に「日本最北限の地」と書かれた標識が立っていますが、実は緯度で言うと稚内の宗谷岬におよびません。それでも「最果ての地まで来た」という感慨が味わえます。岬の沖には海馬島(とどじま)があります。かつてはトドが多く生息していたため、この名がついています。宿に頼めば、船でわたしてもらうことができる場合もあります。

【アクセス】
◎車やバイクが便利です。香深港から26km。

礼文島の宿泊は?

ホテルや民宿があります。フェリーが着く香深、または北部の船泊に集まっています。また、香深から桃岩を挟んで反対側にはユースホステルもあります。

★下のポイント名をクリックすると、地図の中央に表示されます。★

桃岩展望台  地蔵岩  スコトン岬  香深  船泊  

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