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京都北部の鞍馬山は、源義経が少年期を過ごした場所。天狗伝説の残る、自然豊かな山間です。山中のハイキングコースを通っていくと、京都の恋神・貴船神社に至ります。

▼地図は一番下にあります。

★この中から興味を感じるポイントを選び、長距離の移動は交通機関を利用して、無理のないペースでまわってください。
★京都市内のバス・電車の乗り換えについては、次のサイトがお勧めです。スマホアプリを入れておくと便利です(京都市公認/アプリ無料)。

【HP】バス・鉄道の達人「歩くまち京都」

<チョイスの例>
◎鞍馬寺のみ。
◎貴船神社のみ。
◎鞍馬寺→貴船神社
<アドバイス>
◎1~2時間ほどのハイキングコースです。歩きやすいくつと服装で。 鞍馬寺側には食事処はありません。コンビニもキオスクもないので、軽食を持っていった方が無難です。
◎貴船神社側には食事どころは多いですが、値段は高め。夏季は川床料理を楽しめます。
◎トイレは、コース途中、何ヶ所かに設置されています。
◎12月第2週~3月中旬まで、貴船神社と貴船口を結ぶバスは平日運休です。雪が積もる日もあります。

※交通経路は左記サイトにて検索。

※交通経路は上記サイトにて検索。

★料金・時間・休日などについては変更されることがあります。必ず公式HPまたは自治体のサイトで確認してください。
★入場・入館時間は、多くの場合、終了30分前までです。
★アクセス方法については、比較的わかりやすいものを掲載しています。ほかにもルートがある場合があります。

牛若丸伝説を追って、山中の道を行く

鞍馬山への玄関口

鞍馬寺仁王門

鞍馬寺仁王門源義経が、少年時代、武芸の修行をした鞍馬寺の入り口にあたる山門です。 九十九(つづら)折りと呼ばれる曲がりくねった参道が、ここから始まります。

鞍馬寺の参道について、清少納言は『枕草子』で「近うて遠きもの。宮のべの祭り。思はぬはらから、親族(しぞく)の仲。鞍馬のつづらをりといふ道。」と書いています。意味は「近くて遠いもの。宮のべの祭り(十二月と正月の最初の午の日に行われた祭り)。親しくない兄弟姉妹や親族の仲。鞍馬寺の九十九折りの道。」ということです。

【アクセス】
◎JR「京都」→JR「東福寺」へ(約3分)。/京阪電車に乗り換えて、「出町柳」へ(10〜15分)。/叡山電鉄に乗り換えて「鞍馬」へ(約30分)。/鞍馬寺山門へ(約300m)。
【TEL】075-741-2003
【住所】京都市左京区鞍馬本町1074
【料金】高校生以上300円、中学生以下無料
【時間】9:00〜16:30
【休日】無休(霊宝殿は月曜、12月12日~2月末日休館)

鞍馬駐車場【駐車場】山門近くの民営駐車場を利用(写真は叡山電鉄の駐車場で、大型バスも可)。
【HP】鞍馬寺

コースガイド◆仁王門ー鞍馬寺多宝塔:ケーブルカー(約2分)/◆仁王門ー由岐神社:450m

※由岐神社に寄りたい場合は徒歩で上る。

鞍馬の火祭で知られる

由岐(ゆき)神社

由岐神社平安遷都の頃、都の鎮魂のために由岐大祭神を御所に祀ったのが始まりです。
のち平将門の乱などで揺れた平安時代後期の後期に、京都の北方を鎮護するため、朱雀天皇が鞍馬に移しました。その際のかがり火をたいた行列の勇壮さに感激した村人たちが始めたのが、毎年10月22日に行われる「鞍馬の火祭」で、京都三大奇祭のひとつとされています。

【アクセス】鞍馬寺の参道の途中にあるので、仁王門から歩く。
【TEL】075-741-1670
【住所】京都市左京区鞍馬本町1073
【料金・時間・休日】境内立ち入り自由
【駐車場】なし
【HP】由岐神社

コースガイド◆由岐神社ー義経公供養塔:約250m

源義経の霊を弔う

義経公供養塔

義経公供養塔父・源義朝が平清盛との戦いに敗れて殺されたあと、頼朝と義経の兄弟は幼かったため命だけは助けられ、頼朝は伊豆(静岡県)へ、義経は鞍馬山へ流されました。
大人になって頼朝が挙兵。義経も駆けつけて、その天才的な軍事的才能をもって、平家を滅ぼしました。
しかし、天は二物を与えず。義経は政治的感覚を欠いており、頼朝の政敵の後白河法王におだてられて官職を受け取り、朝廷側のヒーローになってしまいます。それは頼朝から見ると日本に武士政権を樹立するための邪魔、というよりは敵になることにほかならず、うとまれて滅んでいきます。
鞍馬山の山中には、ピュアな天才であった義経の霊を悼んで、小さな供養塔が立っています。

コースガイド◆義経公供養塔ー双福苑:約200m

美しい朱塗りの橋がある

双福苑

双福苑鞍馬寺の九十九折の参道には朱塗りの橋があり、双福橋と呼ばれ、この付近一帯を双福苑といいます。双福橋は玉杉大黒天(たますぎだいこくてん)と玉杉恵比寿尊(たますぎえびすそん)を結んでいます。

コースガイド◆双福苑ー巽の弁財天:約200m

福徳と知恵の神

巽の弁財天

巽の弁財天本殿の巽(東南)の方角に位置するため、「巽の弁財天」と呼ばれています。福徳・智恵・財宝・技芸を授けてくれると言われています。

コースガイド◆巽の弁財天ー洗心亭:約80m

山越えコースの休憩地

洗心亭

洗心亭鞍馬山を横断する参拝者のための休憩所です。軽い食事や飲み物があります。時期によっては、開いていないので注意。

コースガイド◆洗心亭ー鞍馬寺本殿:約80m

鞍馬山信仰の中心道場

鞍馬寺本殿

鞍馬寺本殿770(宝亀元)年、唐から渡ってきた高僧として有名な鑑真の高弟・鑑禎(がんてい)が霊夢に導かれて、この地に毘沙門天を祀ったのが始まりとされています。 真言宗や天台宗を経て、1947(昭和20)年に鞍馬弘教の総本山となりました。
本殿前の地面には、大きな六芒星が描かれており、パワースポットとして人気があります。また、鞍馬山の天狗は僧正坊(そうじょうぼう)といい、日本各地の天狗の総元締めとされています。

【アクセス】仁王門から1.3km。
【TEL】075-741-2003
【尊天】
千手観音
毘沙門天
護法魔王尊
※鞍馬寺では、本尊のことを尊天と呼ぶ。
【標高】410m。

コースガイド◆鞍馬寺本殿ー本坊(金剛寿命院):すぐ間近

寺務所や鞍馬弘教宗務本町がある

金剛寿命院(本坊)

本坊(金剛寿命院)本殿から少し西へ進んだところにあります。鞍馬寺の寺務所や鞍馬弘教宗務本町が置かれています。
前庭の「瑞風庭」は650万年前、護法魔王尊が金星から「焔の君たち」を従えて鞍馬山へ降臨するときの様子を表現しています。

コースガイド◆金剛寿命院(本坊)ー鞍馬山霊宝殿:約150m

鞍馬山の自然と鞍馬寺について知る

鞍馬山霊宝殿

鞍馬山霊宝殿鞍馬山の山中にあるミュージアムです。1階は植物・昆虫・鳥獣などの自然学習コーナー、2階は鞍馬寺の文化財を展示する寺宝展観室と、與謝野寛・晶子夫妻に関する資料を展示する與謝野記念室となっています。 3階の仏像奉安室には国宝の毘沙門天三尊像をはじめ、さまざまな仏像が安置されています。

【アクセス】叡山電鉄「鞍馬」駅から30〜50分ほど。
【TEL】075-741-2368
【住所】京都市左京区鞍馬本町1074
【料金】高校生以上200円、小・中学生100円
※高校生以上は拝観料金のほかに愛山費300円が必要。
【時間】9:00〜16:00
【休日】月曜日、冬期休業期間(12月12日~2月末日)

コースガイド◆鞍馬山霊宝殿ー冬柏亭:すぐ間近

歌人・与謝野明子の書斎跡

冬柏亭(とうはくてい)

冬柏亭冬柏亭は「君死にたまふことなかれ」などの歌で知られる与謝野晶子の書斎です。

与謝野鉄幹と晶子夫妻は、昭和時代初期、東京荻窪に住んでおり、冬柏亭は晶子の50歳の誕生日に弟子たちから贈られ、敷地内に建てられました。
与謝野晶子の没後、神奈川県大磯町に住む門下生・岩野喜久代さんの家へ移され、さらに岩野さんと鞍馬寺の人との縁で鞍馬山に移されました。

コースガイド◆冬柏亭ー義経公、息次ぎの水:約200m

義経がのどをうるおした

義経公、息次ぎの水

義経公、息次ぎの水修行時代の義経(牛若丸)が、剣術の修行のため、毎夜、東光坊から奥の院の僧正が谷に通う途中でのどをうるおしていたと伝わる水です。 800年以上経った今でも、水は湧き続けています。

コースガイド◆義経公、息次ぎの水ー義経公、背比べ石:約80m

源義経が背丈を比べた

義経公、背比べ石

義経公、背比べ石鞍馬山で修行を積んだ義経(牛若丸)は、平家が父の仇であることを知り、奥州平泉の藤原秀衡を頼って出奔します。その旅立ちのとき、名残りを惜しんで背を比べたという伝説が残っています。
大人が背を比べるには低すぎるので、「子どものころは、この石と同じくらいだったな」と思い出していたのかもしれません。

コースガイド◆義経公、背比べ石ー木の根道:約100m

源義経も歩いた

木の根道

木の根道砂岩が灼熱のマグマのために硬化したため、木の根が地下に伸びるのが難しく、その多くが地上に露出しているため、「木の根道」と呼ばれています。義経もこの一帯で修行をしたと言われています。

コースガイド◆木の根道ー大杉権現社:約100m

山中のパワースポット

大杉権現社

大杉権現社権現様を祀るお堂です。この辺りは護法魔王尊のエネルギーの高い場所として知られています。

コースガイド◆大杉権現社ー不動堂:約450m

伝教大師・最澄ゆかりのお堂

不動堂

不動堂比叡山延暦寺を開いた高僧・最澄が天台宗立教の悲願をこめて、一刀三礼を尽くして刻んだ不動明王が収蔵されています。

コースガイド◆不動堂ー義経堂:約70m

源義経の霊を祀る

義経堂

義経堂兄の源頼朝に憎まれて、奥州で非業の死を遂げた義経の霊は、懐かしい故郷・鞍馬山に還ってきたとされています。その義経が、少年時代、天狗に兵法を習った僧正ガが谷に遮那王尊として祀っているのが、この義経堂です。

コースガイド◆義経堂ー奥の院魔王殿:約250m

650万年前、金星から飛来した魔王尊を祀る

鞍馬寺奥の院魔王殿

奥の院魔王殿鞍馬寺の奥の院にあたります。祀られているのは、大地の霊王である護法魔王尊。650万年前に、人類救済の使命を持って、 金星からやってきたとも伝えられています。
鞍馬山一帯は、霊的なパワースポットとしても知られ、癒しの効果があるとされています。このコースを踏破すれば、心身ともにリフレッシュ!?

コースガイド◆奥の院魔王殿ー鞍馬寺西門:約570m

貴船神社側の鞍馬寺への出入り口

鞍馬寺西門

西門鞍馬寺の西側の門です。鞍馬寺の仁王門から渡ってくるほかに、反対側の貴船神社側から入山することもできます。

コースガイド◆鞍馬寺西門ー貴船神社:約70m

恋にも効くといわれる京都の水の神様

貴船神社

貴船神社鴨川の源流、貴船川のほとりに建つ古い神社す。水を司る「たかおかみのかみ」を祀っています。
平安朝の歌人・和泉式部が夫の心変わりに悩み、神様に和歌を贈って祈ったところ、 神様から和歌で返事があり、再び夫婦円満になったことから、京都の縁結びの神様として人気があります。京都駅から距離があるにもかかわらず、緑の森と朱色の灯篭の並ぶコントラスト、社殿の美しさが魅力的で、女性やカップルの参拝者が数多く訪れます。

【貴船神社の風景】

本宮

本宮

中宮

中宮

奥宮

奥宮

舟形石

舟形石

【アクセス】京都駅から:
1.JRで「東福寺」まで出て京阪本線に乗り換え、「出町柳」下車。→
2.叡山電鉄に乗り換えて、「貴船口」で下車。→
3.貴船神社行きのバスに乗る。
※駅から歩くと約2kmの上り坂なので、バスがお勧めです。
※バスは12月第2週から3月中旬まで、正月を除いて平日運休です。
【TEL】075-741-2016
【住所】京都市左京区鞍馬貴船町180
【料金】無料
【時間】6:00〜20:00(御守・御札・御朱印の授与は9:00~16:30)
j ※12月1日~4月30日◇拝観は18:00まで(正月3が日、冬のライトアップ除く。)
※5月1日~11月30日◇拝観は20:00まで(春・秋のライトアップ期間は延長あり。)
【休日】無休
【駐車場】あり(自家用車25台)
【HP】貴船神社

★下のポイント名をクリックすると、地図の中央に表示されます。★

鞍馬寺仁王門  多宝塔  由岐神社  鞍馬寺本堂  金剛寿命院(本坊)  鞍馬山霊宝殿  大杉権現社  不動堂  木の根道  奥の院魔王殿  西門  貴船神社  

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