南山手・東山手エリアはグラバー園をはじめ、幕末から明治時代にかけての西洋館が数多く残る町。孔子廟もあって、異国情緒を満喫できます。

▼地図は一番下にあります。

★料金・時間・休日などについては変更されることがあります。必ず公式HPまたは自治体のサイトで確認してください。
★入場・入館時間は、多くの場合、終了30分前までです。
★アクセス方法については、比較的わかりやすいものを掲載しています。ほかにもルートがある場合があります。

異国情緒たっぷりの南山手へ

グラバー園

グラバー園グラバー像長崎市南山手に点在していた洋館を、旧グラバー住宅の周りに移築して集めた文化村です。

園内には旧グラバー住宅・旧リンガー邸・旧オルト邸の3つの屋敷をはじめさまざまな建物があり、四季折々の花が咲き、長崎と西洋の交流の時代に思いを馳せることができます。展望台から見下ろすと、長崎港の景色が広がります。

ゴールデンウィークや7月中旬から10月初旬にかけては夜も開園しており、ライトアップされた幻想的な景色を楽しむことができます。

【国の重要文化財になっている3つの建物】

旧グラバー住宅

旧グラバー住宅

幕末に来日し、倒幕派に武器を売ったイギリス人グラバーが、1863(文久3)年に建てた家です。グラバーは伊藤博文らのイギリス渡航にも力を貸し、新政府に尽くして勲二等を贈られ、長崎で亡くなりました。

旧リンガー住宅

旧リンガー住宅

1864(元治元)年に来日してグラバー商会で働き、のちに独立して成功したイギリス人リンガーの家です。リンガーが役所に強く働きかけたことにより、1891(明治24)年、長崎に上下水道が通りました。

旧オルト住宅

旧オルト住宅

1865(慶応元)年、イギリス人オルトが建てた家。オルトはグラバーの先輩にあたり、お茶の貿易で成功しました。館内には、オルトやグラバーの遺品が展示されています。

ハートの石を探そう!

ハート型の石園内にはハート型の石が3つあり、「石に触れると恋がかなう」「2つ見つければ幸せになれる」と言われています。旧グラバー住宅の庭の方位盤の近くと、旧グラバー住宅からレストハウスへ向かうカーブの2箇所に敷石があり、あと1個は長崎伝統芸能館の売店のテラスの壁に飾られています。

ここもチェック!

【三浦環(たまき)像】日本で初めて国際的な名声をつかみ、プッチーニの「蝶々夫人」に2000回以上も出演した三浦環の銅像が、旧グラバー住宅の庭にあります。プッチーニは長崎を舞台にアメリカ海軍士官と日本女性との恋愛を描きましたが、たまたまグラバーの日本人妻つるの家紋が蝶であったことから、何らかの関係があると思われたようです。

【旧ウォーカー住宅】 日本郵船の高千穂丸の船長を務め、のちに会社を設立して日本初の清涼飲料をつくったロバート・ウォーカー親子の住んだ家。和風テイストがあり、日本愛が感じられます。

【旧三菱第2ドックハウス】三菱造船所のドックに入った船の乗員の宿舎でした。グラバー園の最上部に位置しています。

【旧スチイル・記念学校】アメリカの伝道局長スチイル博士が「亡き息子の思い出に」と寄付したお金で建設された建物です。船の模型や昔の建物の写真が展示されています。

【旧自由邸】日本初の本格西洋料理店「自由邸」を移築したものです。館内は喫茶店となっており、コーヒーやケーキで休憩できます。

【旧長崎地方裁判所長官舎(レトロ写真館)】西洋風の昔の官庁建築です。が、今は建物よりも、建物内にある「レトロ写真館」が人気。ノルタルジックな衣装を着て撮影できます。カメラは持参して、誰かに撮ってもらうこと(衣装レンタル:1人1着につき500円)。

明治時代の衣装で撮影!

衣装レンタル園内の「旧長崎地方裁判所長官舎」の中に入っている「レトロ写真館」では、ノルタルジックな衣装を着て撮影できます。カメラは持参して、誰かに撮ってもらうこと(衣装レンタル:1人1着につき500円)。

画像 じゃらん「レトロ写真館」

【アクセス】
◎JR「長崎」駅東口バス停からバスに乗り、「グラバー園入口」下車(約15分)。
◎電停「大浦天主堂」駅から350m。
◎電停「石橋」駅から200m(グラバースカイロードまで)。
※大浦天主堂からは上り坂なので、「石橋」駅からグラバースカイロードを利用して、第2ゲートから入園する方法もある。降りて少し歩いて垂直エレベータに乗り継ぐと、グラバー園の最上部に着き、園内を下りながらまわれるので楽。なお、グラバースカイロードは日本初の斜めに動くエレベーターで、利用は無料。
【TEL】095-822-8223
【住所】長崎県長崎市南山手町8-1
【料金】大人610円、高校生300円、小中学生180円
【時間】8:00〜18:00(夜間開園期間は21:00または21:30まで)
【休日】年中無休
【駐車場】なし。近隣の駐車場を利用(例:市営松が枝町駐車場 TEL:095-823-3434)
【HP】グラバー園

大浦天主堂

大浦天主堂大浦天主堂日本で最初の殉教者となった二十六聖人の霊を祀るために建てられた、白亜の天主堂です。白い建物と周囲の緑のコントラストが美しく、内部は美しいステンドグラスで彩られています。

フランス人宣教師フレノ神父が描いた図面をもとに、小山秀之進という大工が1865(慶応元)年に完成させたと伝わっており、日本最古のカトリック風ゴシック様式の木造建造物として、国宝となっています。

完成当時、日本人の参拝者は皆無でした。しかし、1865(慶応元)年、14名の農民が訪ねてきて、クララてると名乗る女性が「7代経てばよい世の中になり、黒衣のパーデレが現れるという予言を信じて、200年間、信仰を守り続けてきました」と語り、神父と抱き合って泣いたという「信徒復活」の話が伝わっています。

【アクセス】
◎JR「長崎」駅東口バス停からバスに乗り、「大浦天主堂下」下車(約15分)。
◎電停「大浦天主堂」駅から300m。
◎電停「石橋」駅から250m。
【TEL】095-823-2628
【住所】長崎県長崎市南山手町5-3
【料金】大人600円、中高生400円、小学生300円
【時間】8:00〜18:00(入館は17:45まで)
【予約】不要
【休日】ー
【HP】大浦天主堂

長崎南山手美術館(長崎南山手8番館)

画像:公式サイト

長崎南山手美術館旧南山手町8番地に建つレンガ造りの建物です。長崎南山手8番館の中は、美術館と喫茶室になっています。美術館では、西郷隆盛や勝海舟の書、亀山焼などの工芸品、仏教美術など、常時100点ほどを鑑賞できます。

【アクセス】
◎JR「長崎」駅東口バス停からバスに乗り、「グラバー園入口」下車(約15分)。
◎電停「大浦天主堂」駅から350m。
※グラバー園の「大浦天主堂」駅側の入り口近くにある。
【TEL】095-870-7192
【住所】長崎県長崎市南山手町4-3
【料金】大人500円、高校生300円、小・中学生200円
【時間】10:00〜17:30
【休日】毎月16日、展示換え期間
【HP】長崎南山手8番館

祈りの丘絵本美術館

画像:公式サイト

祈りの丘絵本美術館国内外の絵本の原画や、長崎ゆかりの絵本作家の作品を展示している美術館です。建物はレンガの壁に瓦ぶきという長崎独特の様式です。

2階と3階が美術館のフロアーとなって常設展や企画展を開催しており、3階の一角には厳選された絵本500冊のコーナーがあります。また、1階は子どもの本の店で、絵本や児童書がおよそ4,000点も用意されています。

【アクセス】電停「大浦天主堂」駅から200m。
【TEL】095-828-0716
【住所】長崎県長崎市南山手町2-10
【料金】大人 300円、小中高生 200円
【時間】10:00〜17:30(入館は17:00まで)
【休日】月曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日 〜 1月3日、展示入替日
【HP】祈りの丘絵本美術館

旧香港上海銀行長崎支店記念館

画像 :wikipedia「旧香港上海銀行長崎支店記念館」

旧香港上海銀行長崎支店記念館開港して間もない幕末の時代、長崎に支店を置いた香港上海銀行の要望により、1904(明治37)年に建てられた石造の洋館です。

外観は古代ローマの神殿風で、長崎市内の石造り洋館としても最大級のものです。
明治から昭和初期に活躍した建築家 下田菊太郎が設計した現存する唯一の建物としても貴重です。

1Fには当時の銀行のカウンターがそのまま残っており、 2〜3Fは博物館になっています。

孫文の辛亥革命にかかわった長崎の人物や上海銀行の成り立ちなども知ることができ、歴史に興味がある人にとっては、かなり充実した資料が展示されています。

【アクセス】電停「大浦天主堂」駅から200m。
【TEL】095-827-8746
【住所】長崎県長崎市松が枝町4-27
【料金】高校生以上300円、小・中学生150円
【時間】9:00〜17:00
【休日】毎月第3月曜日(祝日の場合は翌日)、館内メンテナンスの日など
【HP】旧香港上海銀行長崎支店記念館

長崎市べっ甲工芸館

画像:wikipedia「旧長崎税関下り松派出所」

長崎市べっ甲工芸館べっ甲とは鼈甲と書き、ウミガメ(とくにタイマイ)の甲羅のこと。中国・韓国・日本などで、古くから装飾品に加工されてきました。長崎市べっ甲工芸館には、全国から集めたべっ甲の作品約300点が展示されています。
建物は国の重要文化財に指定されている旧長崎税関下り松派出所が利用されており、重厚な存在感があります。

【アクセス】
◎電停「賑橋(にぎわいばし)」駅から200m。
◎電停「公会堂前」駅から300m。
【TEL】095-827-4331
【住所】長崎県長崎市松が枝町4-33
【料金】大人100円、小・中学生50円
【時間】9:00〜17:00
【休日】12月29日〜1月3日
【HP】長崎市べっ甲工芸館

西洋と中国が混在する東山手へ

オランダ坂

オランダ坂長崎情緒たっぷりの石畳の長い坂道です。江戸時代中期の元禄年間(1688〜1704年)に、五島列島から運ばれた石で建造されました。
昔、西洋人のことは「オランダさん」と呼んでいたため、オランダ坂の名がつきました。

フランス海軍士官ピエール・ロティがよく日本人女性おかねの背を押して上り、軍艦が出港する日、おかねはロティの姿が見えなくなるまでおじぎを続けていた話などが残されています。

【アクセス】電停「市民病院前」駅から250m。
【料金・時間・休日】なし

東山手十二番館

東山手十二番館初期洋風建築のひとつで、1868(明治元)年にロシア領事館として建設されたものと推定される美しい建物です。

アメリカ領事館やアメリカの宣教師の住宅などとしても、利用されていました。

現在は旧居留地私学歴史資料館として公開されており、キリスト教の日本での布教の歴史に関する資料などが少し展示されています。

正面中央の広い廊下や大きな部屋などに、領事館時代の面影を見ることができます。

【アクセス】
◎電停「大浦海岸通り」駅から450m。
◎電停「市民病院前」駅から500m。
【TEL】095-827-2422
【住所】長崎県長崎市東山手町3-7
【料金】無料
【時間】9:00〜17:00
【休日】12月29日〜1月3日

東山手洋風住宅群

画像 wikipedia「東山手」

東山手洋風住宅群オランダ坂を上ったところにある古い洋館で、明治20年代後半頃に建築されたものです。狭い敷地に7棟の家があり、どれも質素なつくりで構造が似ていることから、社宅か賃貸住宅であったと考えられています。
現在は、資料館やカフェなどになっています。

【アクセス】
◎電停「大浦海岸通り」駅から450m。
◎電停「市民病院前」駅から750m。
【TEL】095-829-1193 (長崎市文化財課)
【住所】長崎県長崎市東山手町6-25ほか
【料金】大人100円 小・中学生50円(古写真・埋蔵資料館)/無料で入れる家もある。
【時間】9:00〜17:00(古写真資料館・埋蔵資料館)
【休日】月曜日(祝日の場合は開館)、12月29日〜1月3日

孔子廟・中国歴代博物館

孔子廟孔子像古代中国の思想家で儒学の祖 孔子を祀った廟です。華南と華北の建築様式が一体になった極彩色の建物が、長崎らしいエキゾチックな雰囲気を発しています。

建造は1893(明治26)年。琉璃瓦・青白石製欄干・72賢人石像などの材料を中国から取り寄せ、中国清朝政府と華僑によって建てられました。

本殿の裏に中国歴代博物館があります。皇帝の衣服や陶磁器など、明や清の時代の宮廷芸術が展示されています。

【アクセス】
◎電停「大浦天主堂」駅から200m。
◎電停「石橋」駅から250m。
【TEL】095-824-4022
【住所】長崎県長崎市大浦町10-36
【料金】大人600円、高校生400円、小中学生300円
【時間】8:30〜17:30(入館は17:00まで)
【休日】年中無休
【HP】長崎孔子廟

★下のポイント名をクリックすると、地図の中央に表示されます。★

グラバー園  大浦天主堂  長崎南山手美術館(長崎南山手8番館)  祈りの丘絵本美術館  旧香港上海銀行長崎支店記念館  長崎市べっ甲工芸館  オランダ坂  東山手十二番館  東山手洋風住宅群  孔子廟・中国歴代博物館  

「風の旅」のトップページへもどる 「長崎観光 風の旅」のトップページへもどる
風の旅 TOP > 長崎観光 風の旅 > 西洋館と孔子廟をメインに、南山手・東山手をめぐる

風の旅 長崎観光風の旅