日田は九州における交通の要衝であり、徳川将軍家が直々に治める天領とされた街。学者や風流人が集まり、高い文化を形成していました。現在も豆田町周辺などにその名残りが見られ、歴史的な深さが感じられます。

【日田へのアクセス】

1.JR「別府」から特急で「日田」へ(約2時間)。
2.JR「大分」から特急で「日田」へ(約1時間40分)。
3.JR「久留米」から普通列車で「日田」へ(約1時間)
4.JR「中津」駅前からバスで「日田駅」へ(約1時間半/本数は少ない)。

★料金・時間・休日などについては変更されることがあります。必ず公式HPまたは自治体のサイトで確認してください。
★入場・入館時間は、多くの場合、終了30分前までです。
★アクセス方法については、比較的わかりやすいものを掲載しています。ほかにもルートがある場合があります。

日田駅北側の観光

咸宜園(かんぎえん)

咸宜園江戸時代末期に活躍した儒学者で、漢詩人でもあった広瀬淡窓(たんそう)が1817(文化14)年に開いた私塾の跡で、国の史跡となっています。 「咸宜」とは「ことごとく、よろし」の意味で、武士も町人も農民も、男女も問わず学問を教えていました。

咸宜園は広瀬淡窓の死後も受け継がれて1897(明治30)年まで続き、4800人以上の子弟が学んだと言います。

現在、広瀬淡窓の居宅であった秋風庵(しゅうふうあん)と、淡窓が思索と詩作に使った遠思楼(えんしろう)などが残っています。

【アクセス】JR「日田」駅から1.1km。
【TEL】0973-22-0268
【住所】大分県日田市淡窓2-2-13
【料金】無料
【時間】10:00〜16:00
【休日】年末年始(12月29日〜1月3日)
【HP】咸宜園

天領日田資料館

画像:wikipedia「天領日田資料館」

天領日田資料館江戸時代、日田は徳川家の天領とされ、九州の政治や経済の中心として栄えました。江戸・大阪・京都・長崎といった各地の都市との交流もさかんで、多くの文人や絵師などが訪れ、裕福な商人が書画などを買い上げ、文化の花も開きました。天領日田資料館には日田の歴史的な文物が展示されており、日田の歴史や文化について知ることができます。

日田観光の中心、豆田町

豆田町日田の中でも、昔の街並みが最もよく残されているのが、豆田町。天領日田資料館や広瀬資料館のあるエリアです。この界隈には土壁やなまこ壁の蔵、木造家屋、「豆田町」と文字の入った常夜灯などが続いています。もちろん現代のものもありますが、それでも「つくりもの」ではない本当の江戸や明治の時代を雰囲気が濃厚です。
また、豆田町の商店街では名物のうなぎや和菓子なども味わったり、近くで産する小鹿田焼(おんだやき)などの土産物を選ぶことができます。

【HP】日田豆田町商店街

【アクセス】
◎JR「日田」駅から1.3km。
◎JR「日田」駅前からコミュニティバスに乗り、「豆田町」下車、50m。
【TEL】0973-24-6517
【住所】大分県日田市豆田町11-7
【料金】大人310円、小・中・高校生210円
【時間】9:00〜17:00 
【休日】水曜日(祭日の場合は翌営業日)・年末年始
【HP】天領日田資料館

広瀬資料館

画像:wikipedia「広瀬資料館」

広瀬資料館広瀬淡窓と、弟の久兵衛の生家です。淡窓の家は、地元で「八偉賢」と呼ばれる優秀な人物を出した広瀬家の宗家でした。
広瀬淡窓の書き物や江戸時代の道具などが展示されています。また、建物は国の史跡となっています。

【アクセス】
◎JR「日田」駅から1.4km。
◎JR「日田」駅前からコミュニティバスに乗り、「豆田町」下車、100m。
【TEL】0973-22-6171
【住所】大分県日田市豆田町9-7
【料金】大人450円、小・中・高校生 350円
【時間】9:00〜17:00
【休日】月曜日(祝日の場合は翌日)、1月1日・2日
※2月・3月・10月・11月は毎日開館
【駐車場】普通車6台、バス5台
【HP】広瀬資料館

岩尾薬舗日本丸館

画像:公式サイト

岩尾薬舗日本丸館日本丸明治時代から第二次世界大戦後にかけて、「日の丸」のデザインで庶民の暮らしに浸透し、風邪・腹痛・下痢をはじめ赤痢やコレラにまで効くと言われた「日本丸(にほんがん)」を中心に、岩尾薬舗の薬や製薬道具などを展示しています。
建物は江戸時代から昭和初期にかけて増改築を重ねたため、迷路のようになっており、懐かしい不思議空間に迷い込んだような印象を受けます。展望楼へあがると、日田の町並みが一望できます。

建物は、国の登録有形文化財に登録されています。
なお、日本丸は牛黄(ごおう)・麝香(じゃこう)・羚羊角(れいようかく)・蟾酥(せんそ)・熊胆(くまのい)・真珠(しんじゅ)の動物漢方と人蔘などの薬草を原料としていましたが、戦後は手に入りにくくなって、製造を停止しています。

【アクセス】
◎JR「日田」駅から1.3km。
◎JR「日田」駅前からコミュニティバスに乗り、「豆田町」下車、200m。
【TEL】0973-23-6101
【住所】大分県日田市豆田町4-15
【料金】大人350円、小・中・高校生250円
【期間】春の一般公開:2月15日〜5月/秋の一般公開:9月〜11月
※閉館期間に見たい方は、電話で相談とのこと。
【時間】10:00〜16:00
【休日】開館期間中は休みなし。
【HP】岩尾薬舗日本丸館

薫長(くんちょう)酒造資料館

画像:公式サイト

薫長酒造1702(元禄15)年に建てられた一番古い蔵をはじめ、5棟の蔵がすべて建築当時の姿で残っている、全国的にも大変珍しい酒蔵群です。酒蔵の2階が資料館となっており、酒造りの歴史や文化を伝えています。

館内は、太い松材の梁が天井を縦横に走っており、長い年月、酒蔵を支えてきたことが感じられます。

酒蔵資料館やお酒の学習室を見学したあとは試飲もできます。日本酒好き垂涎の観光ポイントです。

【アクセス】
◎JR「日田」駅から1.4km。
◎JR「日田」駅前からコミュニティバスに乗り、「御幸橋」下車、150m。または「豆田町」下車、250m。
【TEL】0973-22-3121
【住所】大分県日田市豆田町6-31
【料金】無料
【時間】9:00〜16:30
【休日】年末年始
【HP】クンチョウ酒造「酒蔵見学のご案内」

日田駅南側の観光

日田祇園山鉾会館

no-image飛騨祇園祭の歴史と文化を保存し、後世に伝えるため、昭和時代の末につくられたミュージアムです。

祇園祭と言えば京都の八坂神社のものが有名ですが、昔の日田は京都との交流も深く、影響を受けたと推測されます。日田祇園山鉾会館の前にも、八坂神社があります。

山鉾は見上げるように高く、迫力があります。豪華絢爛たる6基の山鉾と、背面を飾る垂れ幕や水引などが展示されており、歴史的変遷などもわかります。
なお、日田祇園祭は現在も続き、7月20日過ぎの土曜日・日曜日に行われています。

【アクセス】
◎JR「日田」駅から600m。
◎JR「日田」駅前からコミュニティバスに乗り、「隅町入口」下車、50m。
【TEL】0973-24-6453
【住所】大分県日田市隈2-7-10
【料金】大人310円、小・中・高校生210円
【時間】9:00〜16:00
【休日】水曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月3日

原次郎左衛門の味噌、醤油蔵

画像:公式サイト

まるはら原次郎左衛門の味噌醤油蔵は、1899(明治32)年創業の老舗「まるはら」が、味噌や醤油の製造工程を一般公開したものです。中に入ると、味噌や醤油の匂いがします。そのほか、天然色素を使った、昔懐かしい7色の虹色ラムネが名物となっています。

【アクセス】
◎JR「日田」駅から900m。
◎JR「日田」駅前からコミュニティバスに乗り、「隅町入口」下車、200m。
【TEL】0973-23-4145
【住所】大分県日田市中本町5-4
【料金】無料
【時間】9:00〜16:30
【休日】1月1日〜5日は休業、8月13日〜16日は売店のみオープン。その他は無休。
【駐車場】普通車20台/バス(大・中・マイクロ)5台

日田温泉

温泉日田市を流れる三隈川沿岸に並ぶ温泉地です。日田の観光によく、また、耶馬溪観光の南側の玄関口としてにぎわっています。
5月下旬から10月までは三隈川で鵜飼が行われ、「水郷日田」の雰囲気を味わえます。
料理ではうなぎや鯉、初夏は鮎、冬はシシ鍋などが楽しめます。

【アクセス】
◎JR「日田」駅から1km。
◎JR「日田」駅前からコミュニティバスに乗り、「隅町入口」や「隅温泉旅館街」で下車、各ホテル・旅館へ。
【TEL】 0973-22-2062(日田温泉旅館組合)
【住所】大分県日田市隈町1-3-15(日田温泉旅館組合)
【HP】日田温泉旅館組合

天ヶ瀬温泉

温泉別府・湯布院と並ぶ豊後三大温泉のひとつで、日田からほど近い天ヶ瀬の玖珠川周辺に温泉街が開けています。

天武天皇の時代に地震で山が崩れ、轟々と温泉が湧き出したのが始まりと伝えられています。

6月にはホタルが数多く飛び交い、露天風呂から眺められることもあります。

【アクセス】JR「日田」駅から「天ヶ瀬」駅へ(約15分)。
【TEL】 0973-57-2166(日田市観光協会天瀬支部)
【住所】大分県日田市天瀬町桜竹540-1日田市観光協会天瀬支部)
【HP】お還りなさい天瀬(日田市観光協会天瀬支部)

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咸宜園  天領日田資料館  広瀬資料館  岩尾薬舗日本丸館  薫長酒造資料館  日田祇園山鉾会館  原次郎左衛門の味噌、醤油蔵  日田温泉  天ヶ瀬温泉  

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