国東(くにさき)半島は大分県の北東に位置し、周防灘(すおうなだ)に突き出た、東西約30km・南北約35kmの丸い形の半島です。昔は「国前」とも書かれました。
奈良・平安時代には、半島のつけ根に位置する宇佐神宮の神領地とされ、京都や奈良の文化と接して、六郷満山文化と呼ばれる独特の文化が花開きました。今でも半島全体に、多くの文化遺産が残されています。

▼地図は一番下にあります。

★料金・時間・休日などについては変更されることがあります。必ず公式HPまたは自治体のサイトで確認してください。
★入場・入館時間は、多くの場合、終了30分前までです。
★アクセス方法については、比較的わかりやすいものを掲載しています。ほかにもルートがある場合があります。

国東半島の根元・八幡信仰の中心地、宇佐へ

宇佐神宮

宇佐神宮宇佐神宮は、国東半島のつけ根に立つ御許山(おもとさん/標高647m)の山麓に位置する神社です。

創建は欽明天皇の時代(539〜571年)、あるいは和銅5(712)年とも伝えられます。三重の伊勢神宮などと並んで日本最高級の格式を誇ります。

京都の石清水八幡宮・福岡の筥崎宮(または鎌倉の鶴岡八幡宮)とともに日本三大八幡宮のひとつに数えられ、全国にある4万以上の八幡宮の総本社となっています。

深い森に囲まれた広大な境内には、美しい朱塗りの鳥居や社殿が立ち並んでおり、全国から多くの人が観光や参拝に訪れます。
本殿は小高い丘陵に鎮座する上宮と、その山麓に鎮座する下宮から成っており、周辺に社殿が点在しています。境内は国の史跡に指定され、国宝の本殿のほか重要文化財の工芸品が数多く所蔵されています。

参拝に際しては、一般の神社と異なり、二拝四拍手一拝が作法とされています。

【アクセス】JR「宇佐」駅から「宇佐八幡行き」のバスに乗り、「宇佐八幡」下車、400m。
【TEL】0978-37-0001
【住所】大分県宇佐市大字南宇佐2859
【料金】境内無料
【時間】
4月〜9月 5:30〜21:00
10月〜3月 6:00〜21:00
※正月期間を除く。
【休日】無休
【駐車場】八幡駐車場・呉橋駐車場の2ヶ所。
宇佐神宮「交通アクセス」
【HP】宇佐神宮

国東半島北部・豊後高田の観光

昭和ロマン蔵

画像:公式サイト

昭和ロマン蔵明治から昭和にかけて大分県を代表する大金持ちであった野村財閥が昭和10年前後に米蔵として建てた旧高田農業倉庫を改修して懐かしい昭和のお宝を詰め込み、「昭和ロマン蔵」と名づけて開館しました。
「昭和の夢三丁目館」「駄菓子屋の博物館」「昭和の絵本美術館」の3つのミュージアムと、レストランから成る大型アミューズメント施設です。

【アクセス】JR「宇佐」駅から5km。
【TEL】0978-23-1860(豊後高田市観光まちづくり株式会社)
【住所】大分県豊後高田市新町989-1
【料金】
◎昭和の夢三丁目館:入館無料(民家ゾーンは「駄菓子屋の博物館」と共通で600円。)
◎駄菓子屋の博物館:600円
◎昭和の絵本美術館:200円
【時間】11:00〜17:00
【休日】不定休
【駐車場】100台(有料)

長崎鼻

長崎鼻長崎鼻国東半島の南部から瀬戸内海に突き出た小さな岬です。

この岬は、太古の昔、火山から噴出した溶岩でできており、それが長年の間に風化したり、海水の侵食を受けたりして、洞穴を形成しています。

岬の西側には、20箇所ほどの海蝕洞穴が見られ、海岸の奇岩とともに独特の魅力ある光景をつくり出しています。
また、春は約2000万本の菜の花、夏は約120万本のひまわりが咲き誇る「花の岬」でもあります。

なお、キャンプ場があり、アウトドアライフを楽しむこともできます。

【アクセス】JR「宇佐」駅から25km。
【TEL】0978-22-3100(豊後高田市)
【住所】大分県豊後高田市見目4060
【料金・時間・休日】自由

天念寺・川中不動

川中不動天念寺川の源流に近い山の中にある天台宗のお寺です。

養老年間(717〜724年)の創建と伝えられています。

境内は天念寺耶馬と呼ばれる奇岩を背景に、本堂や庫裡などの建物が並び、寺の前を流れる長岩屋川の巨岩には不動三尊が彫られて、よい雰囲気です。この不動三尊は「川中不動」とも呼ばれています。

また、国の重要文化財である阿弥陀如来立像をはじめ、大分県の有形文化財に指定された仏像も多々あります。阿弥陀如来立像は近所の「鬼会の里資料館」で公開されています。

毎年、旧暦1月7日に行われる修正鬼会(しゅじょうおにえ)は、鬼を歓迎する全国でも珍しい祭りで、国の重要無形文化財となっています。6月の夜は、無数のホタルが飛び交います。

【アクセス】JR「宇佐」駅から15km。
【TEL】0978-22-3049
【住所】大分県豊後高田市長岩屋
【料金・時間・休日】境内への立入自由(志納)

椿堂 遍照院

no-image昔、空海が唐から日本へ帰ってくる途中で嵐にあい、この地で休息した際、椿の杖を地面に刺したまま出発したところ根がつき、大木になったという伝承が残るお寺です。1955(昭和30)年に高野山から迎えた弘法大師像を祀り、多くの参詣客でにぎわっています。
本堂の軒先にはおびただしい数の髪の毛がぶら下がっています。これは所願成就のお礼として信者が奉納したものですが、不気味で迫力があります。

【アクセス】JR「宇佐」駅から20km。
【TEL】0978-53-4418
【住所】 大分県豊後高田市大字黒土1400
【料金】境内への立入自由(志納)
【時間】8:30〜16:30
【休日】ー
【HP】椿堂 遍照院

富貴寺(ふきじ)

富貴寺森に囲まれて本堂が建ち、数十段の石段を上がると、九州最古の木造建造物として国宝に指定されている阿弥陀堂があります。阿弥陀堂は「富貴寺大堂」とも呼ばれ、京都の平等院鳳凰堂、岩手の中尊寺金色堂とともに、日本三大阿弥陀堂のひとつとされています。
堂内は壁画で装飾されており、国の重要文化財の阿弥陀如来坐像が安置されています。

境内には5基の笠塔婆をはじめ、石造りの文化財も点在しています。

【アクセス】JR「宇佐」駅から19km。
【TEL】0978-26-3189
【住所】大分県豊後高田市田染蕗2395
【料金】200円
※阿弥陀堂は文化財保護のため、悪天候時には内部は非公開となる。 【時間】日中
【休日】ー

真木大堂

画像:wikipedia「真木大堂」

真木大堂平安時代に7つの伽藍を備えて隆盛を誇った馬城山伝乗寺(まきでんじょうじ)の遺構です。現在は、江戸時代に再建された茅葺屋根の大堂と、9体の仏像を安置する蔵だけが残されています。
本尊の阿弥陀如来をはじめ、大火炎を背景に立つ不動明王像や六つの顔のある大威徳明王像など見事な造形美で、平安時代につくられた藤原仏が京都以外でこれほど集まっていることは珍しく、国の重要文化財に指定されています。

【アクセス】
JR「宇佐」駅から20km。
JR「中山香」駅から7km。
【TEL】0978-26-2075
【住所】大分県豊後高田市田染真中
【料金】一般・高校生300円/小・中学生150円
【時間】8:30〜17:00
【休日】なし
【駐車場】バス5台、普通車30台

熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)

熊野磨崖仏胎蔵寺という肥前島原藩主の祈願所であったお寺付近から山上の熊野権現社へ向かう長い石段を登っていくと、鋸山(のこぎりやま)の中腹の大きな岸壁に熊野磨崖仏があります。大日如来像と不動明王像の2体があり、国指定の重要文化財となっています。

磨崖仏は日本でも屈指の大きさで、大日如来像は6.7m、不動明王像は8mの高さがあります。

石段は石を積み重ねたというよりは、大きな石を乱雑に散らしたようなもので、鬼が一夜にしてつくったとい伝説があります。かなりの急坂で足をくじきやすく、注意が必要です。

【アクセス】
JR「宇佐」駅から19km。
JR「中山香」駅から6km。
【TEL】0978-26-2070
【住所】大分県豊後高田市田染平野
【料金】一般・高校生300円/小・中学生150円
【時間】
4月〜10月 8:00〜17:00
11月〜3月 8:00〜16:30
【休日】ー
【駐車場】10台

国東半島の先端・国東市の観光

黒津崎

黒津崎国東半島の東端の弧を描いた砂浜の先に、緑の松が茂る岬が瀬戸内海へ向かって突き出ています。コバルトブルーの海には数多くの岩が頭を出して、美しい景色となっています。
砂浜は、夏には海水浴を楽しむ人でにぎわいます。また、アカウミガメの産卵地としても知られています。

【アクセス】大分空港から10km。
【TEL】0978-72-5168(国東市観光協会)
【住所】大分県国東市国東町小原

安国寺

no-image室町幕府初代将軍の足利尊氏は、幕府を開いたのち、南北朝の乱で亡くなった多くの将士の霊を弔い、全国に安国寺を建てました。国東半島の安国寺はそのひとつで、1336(延安元)年、尊氏が京都での戦闘に敗れて九州へ逃れて国東半島へ渡り、この地の領主であった富来忠茂(とみく ただしげ)を頼ったことが縁で、孫の3代将軍足利義満により、1394(応永元)年に創建されました。
そののち何度か兵火に焼けて、現在残っている建物はおもに江戸時代以降に再建されたものですが、緑の中に本堂や庫裡などが静かにたたずんでおり、よい雰囲気のお寺となっています。
足利尊氏坐像と伝えられる木像は、大分県指定の有形文化財となっています。

安国寺室町幕府初代将軍の足利尊氏は南北朝の乱で亡くなった多くの将士の霊を弔い、全国に安国寺を建てました。そのひとつです。
何度か兵火に焼けて、現在残っている建物はおもに江戸時代以降に再建されたものですが、緑の中に本堂や庫裡などが静かにたたずんで、よい雰囲気です。
足利尊氏坐像と伝えられる木像は、大分県指定の有形文化財となっています。

【アクセス】大分空港から12km。
【TEL】 0978-72-1620
【住所】大分県国東市国東町安国寺2245
【料金・時間・休日】境内への立入自由(志納)(拝観時間は日中)
【HP】豊後之国の安国寺

泉福寺(せんぷくじ)

泉福寺飯塚城主 田原氏能(うじよし)の母 無伝尼の発願により1379(永和元)年に創建され、禅宗の一派である曹洞宗の九州本山として栄えたお寺です。

1581(天正9)年、大友宗麟の焼き討ちにあいましたが、慶長年間(1596〜1615)に小倉藩主 細川忠興により再建されました。
静かな境内は、緑の樹々が茂る中に、総門、山門、仏殿、法堂、開山堂などが並び、よい雰囲気です。

開山堂はこけら葺きで、開山の僧侶 無著の像が安置されており、堂全体が国の重要文化財となっています。

 なお、山門前の石段は細川忠興が再建したもので、一度崩れると二度と同じように石を積むことはできないという言い伝えがあり、「蹴上(けあげ)の石段」と呼ばれています。

【アクセス】大分空港から17.5km。
【TEL】0978-72-2035
【住所】大分県国東市国東町横手1913
【料金・時間・休日】境内への立入自由(志納)(拝観時間は日中)

文殊仙寺(もんじゅせんじ)

画像:wikipedia「文殊仙寺」

文殊仙寺文殊山の北東の山麓にある天台宗のお寺です。

718(養老2)年に仁聞(にんもん)、あるいは648(大化4)年に役小角(えんのおづね)によって開かれたとされる古い歴史があります。背後にそびえる奇石のが中国の峨眉山周辺に似ていることから、峨眉山と号します。

平安時代から鎌倉時代にかけて隆盛を極め、伊勢の朝熊(あさま)、京都丹後の宮津とともに、日本三文殊のひとつとされています。

境内は広く、森に囲まれ、境内の自然林は大分県の天然記念物に指定されています。

本堂からさらに石段を上ると、岩壁にはめこむように建造された奥の院が立っています。奥の院は獅子窟とも呼ばれ、とても迫力があります。
文殊菩薩は「3人寄れば文殊の知恵」というフレーズでおなじみの知恵の仏様であり、崖下に湧く清水は「文殊の知恵の水」と呼ばれ、飲むと知恵を授かるとされています。

九州一円の受験生や資格試験をめざす人々に、とても人気があるお寺です。

【アクセス】大分空港から26km。
【TEL】0978-74-0820
【住所】大分県国東市国東町大恩寺2432
【料金・時間・休日】境内への立入自由(志納)(拝観時間は日中)
※知恵の水は有料。
※宿坊に泊まることができる。また、予約すれば精進料理を楽しめる(4人以上)。
【HP】文殊仙寺

国東半島南部・杵築市(きつきし)と日出町(ひじまち)の観光

杵築(きつき)城

杵築城杵築市の名の由来となった木付頼直(きつき よりなお)が、1394(応永元)年に建てた城です。昔は木付城と書いていましたが、江戸時代の1712(正徳2)年、第6代将軍徳川家宣(いえのぶ)から受けた朱印状に「杵築」と書いてありました。そこで、江戸幕府に「杵築と書いた方がよろしいでしょうか?」とお伺いを立てたところ、「左様に致せ」と返事がきました。
おそらく幕府の担当役人の心の声は、(テキトーな字をあてたんだが、違ったかな。まあ、いいや。)といったところだったと思われますが、以後、木付から杵築に改めることになりました。

杵築城杵築市の名の由来となった木付頼直(きつき よりなお)が、1394(応永元)年に建てた城です。昔は木付城と書いていましたが、江戸時代の1712(正徳2)年、第6代将軍徳川家宣(いえのぶ)から受けた朱印状に「杵築」と書いてあり、以後、木付から杵築に改めました。

現在の杵築城は、1970(昭和45)年に天守閣を復元したものです。小さな城なので、「時間があれば立ち寄ってもよい」くらいに考えればいいでしょう。

【アクセス】JR「杵築」駅から7km。
【TEL】0978-62-4532
【住所】大分県杵築市杵築16-1
【料金】一般 300円/小・中学生 150円
【時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【休日】なし
【HP】杵築城周辺(杵築市観光協会)

大原邸

大原邸杵築藩の家老を務めた大原家の屋敷で、玄関や門、庭園などが残されています。歴史好きの方に好まれそうな、江戸時代の武家の暮らしを伝える、質朴で重厚な雰囲気の屋敷です。

【アクセス】JR「杵築」駅から6km。かつて酢の店があったことに由来する「酢屋の坂」を登った場所にある。
【TEL】0978-63-4554
【住所】大分県杵築市杵築207
【料金】一般 200円/小・中学生 100円
【時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【休日】なし

日出(ひじ)城址

日出城址江戸時代初めの1602(慶長6)年、日出藩主に封じられた木付延俊(のぶとし)が築いた城の跡で、別府湾のすぐ間近にあります。
現在、城跡は小学校の敷地となっているため、見上げるのみですが、城好きの方なら惚れ惚れするような立派な石垣が残されています。
城址公園からは大分市街を見下ろすことができ、なかなかの絶景です。桜の名所でもあります。

美味、城下カレイ!

城下カレイ城下カレイの名は、食通なら知らない人がいないくらい有名です。この「城下」というのは、実はこの日出城の下の海を指します。付近の海底からは清水が大量に湧き出しているため、泥臭さが全くなく、淡白で上品です。
旬は初夏から夏にかけて。身が引き締まり、「夏のフグ」と呼ばれるほどです。

フグと同じように薄造りにしてもよし、厚めに切ってコリコリとした食感を楽しむもよし。清涼な味の高級魚です。干物も一味違います。

画像 ひじナビ「城下カレイ」(日出町観光協会)

【アクセス】JR「暘谷(ようこく)」駅から400m。
【TEL】0977-72-4255(日出町観光協会)
【住所】大分県速見郡日出町2610-1
【料金・時間・休日】見学自由
【HP】ひじナビ「日出城址」(日出町観光協会)

ハーモニーランド

画像:公式サイト

ハーモニーランドハローキティやシナモンでおなじみの、サンリオキャラクターのテーマパークです。小さな子どもでも楽しめるアトラクションも多く、さまざまなショーやイベントが行われています。
ショップではサンリオキャラクターのグッズを基本に、ハロウィンやクリスマスなど季節のグッズが売られています。幼児や小学生の人気が高く、大人も童心に戻って楽しめます。

園内は6つのゾーンで構成され、ハーモニートレインで結ばれています。平日は比較敵空いていますが、土日は込み合います。

【アクセス】JR「杵築」駅前またはJR「日出」駅前から「ハーモニーランド行き」のバスに乗る。
【TEL】0977-73- 1111
【住所】大分県速見郡日出町藤原5933
【料金】パスポートチケット2900円、イルミネーションチケット(夕方から)1000円
【時間】
平日10:00〜17:00
土曜・日曜・祝日9:30または10:00〜〜17:00または〜21:00
※入園は終了1時間前まで。
※営業時間は日によって異なるので、公式サイトで要確認。
【休日】木曜日(祝日の場合は営業)
【HP】ハーモニーランド

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