耶馬渓は香川県小豆島の寒霞渓、群馬県の妙義山とともに日本三大奇勝に数えられる渓谷です。険しい山々が連なり、谷には清冽な水が流れ、春の花、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪と、四季折々の渓谷美で魅せてくれます。

▼地図は一番下にあります。

★料金・時間・休日などについては変更されることがあります。必ず公式HPまたは自治体のサイトで確認してください。
★入場・入館時間は、多くの場合、終了30分前までです。
★アクセス方法については、比較的わかりやすいものを掲載しています。ほかにもルートがある場合があります。

山間の名勝、耶馬渓(やばけい)へ

耶馬渓

深耶馬溪耶馬渓は大分県を流れる山国(やまくに)川の上流域・中流域に位置する国の名勝です。1818(文政元)年、頼山陽が日田の友人を訪ねた帰りに中津へ出ようとして、その景色の見事さに驚嘆し、当時は山国谷などと呼ばれていたこの渓谷に、中国風の耶馬渓という名をつけ、図入りの『耶馬渓図巻記』を著して、広く知られるようになりました。
耶馬渓とは東西約32km、南北約36kmの広い範囲を指し、その中に観光ポイントが点在しています。

【アクセス】
◎できれば、車が便利。
◎JR「中津」駅またはJR「日田」駅などから路線バスがある。
◎JR「大分」駅、JR「別府」駅、JR「中津」駅から観光バスが出ている。
【TEL】0979-54-3111(中津耶馬溪観光協会 耶馬溪支所)
【住所】大分県中津市および玖珠町(山間部)
【HP】耶馬溪(中津耶馬溪観光協会)
【HP】大分交通 定期観光バス

▼以下、耶馬渓内のよりすぐりの観光ポイント。

一目八景

一目八景夏の緑も、秋の紅葉も美しい、深耶馬溪を代表する景勝地です。一目八景の名は、群猿山、鳶ノ巣山、嘯猿山、夫婦岩、雄鹿長尾の峰、烏帽子岩、仙人岩、海望嶺の8つの岩の峰を一望できることに由来しています。
周辺には、展望台や遊歩道が整備されています。

【アクセス】大分自動車道 玖珠ICから13km(28号線沿い。)
【住所】大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬3152
【駐車場】深耶馬溪公共駐車場(無料/普通車256台、バス11台)
【備考】紅葉のライトアップはない。

大谷渓谷

写真出典 大谷渓谷(耶馬溪)

大谷渓谷天然の一枚岩が10kmも続くという、全国でも類を見ない渓谷です。川の中に入って、歩くこともできます。

【アクセス】国道602号線沿いにある。オートキャンプ場「華じ花」(かじか)を目標にすると、わかりやすい。
【住所】大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬
※「華じ花」は、キャンプ場ながら温泉もある。
【HP】せせらぎの郷 華じ花

競秀峰(きょうしゅうほう)

写真出典 wikipedia「耶馬溪」

競秀峰耶馬渓を代表する名勝のひとつです。
江戸の浅草寺の金龍和尚が1763年(宝暦13)年にこの地を訪れた際、一の峰・二の峰・三の峰・恵比須岩・大黒岩(帯岩)などの巨峰や奇岩が連なるようすから、競秀峰と名づけたと伝えられています。
裾野には青の洞門があります。

【アクセス】国道10号線から212号線に入り、約十数km進むと左手に見えてくる。
【住所】大分県中津市本耶馬渓町曽木
【駐車場】青の洞門近くの駐車場などを利用。

青の洞門

写真出典 wikipedia「耶馬溪」

青の洞門僧侶の禅海(ぜんかい)が、耶馬溪周辺に住む人々が行き交うのに苦労しているのを見て、1734(享保19)年から30年もの歳月をかけて、ノミと槌だけで岩壁を掘り抜いてつくったトンネルです。当時の洞門は高さ2m、幅3.6m、全長は85mほどでした。現在は約342mあります。

山国川に面して立つ競秀峰のすその部分に位置し、近代文学の巨星 菊池寛の『恩讐の彼方に』にも善意の物語として描かれています。

現在は車道の脇に散策路が設けられ、歩くことができます。旧洞門の一部と明かり窓などが残っています。
なお、「青」というのはこの付近の地名であり、青い色をしているわけではありません。

【アクセス】JR「中津」駅から14km(212号線沿い)。
【住所】大分県中津市本耶馬渓町曽木
【駐車場】無料 約140台(大型10台)

羅漢寺

写真出典 wikipedia「羅漢寺」

羅漢寺羅漢寺羅漢寺川の谷に臨む、曹洞宗の禅寺です。645(大化元)年にインドからわたってきた僧、法道仙人によって開かれたとされています。

また、鎌倉時代末期に臨済宗の道場となり、釈迦牟尼仏をはじめ、十六羅漢や五百羅漢など3777の石仏が刻まれ、江戸時代直前の1600(慶長5)年に曹洞宗に改められました。

周辺には奇岩がそびえ、寺の入り口付近の禅海堂には、禅海が青の洞門を掘る際に使ったノミや槌などが残されています。
岸壁の下に本堂があり、無漏窟(むろうくつ)と呼ばれる岩穴の中に、3000体以上の石仏が並んでいます。また、願かけする人が奉納したしゃもじが数多く並んでいるのも奇観となっています。

【アクセス】
バス:JR「中津」駅前から大分交通バスの耶馬渓巡り行きで40分、「羅漢寺」下車。
車:道の駅 耶馬トピア(0979-52-3030)をめざす。過ぎると羅漢寺の表示が見えて来る。
※道の駅 耶馬トピアには耶馬溪風物館があり、耶馬溪の歴史や民俗についての資料が展示されている。
【TEL】0979-52-2538
【住所】大分県中津市本耶馬渓町跡田1501
※参道は歩いて登ると20分ほど。リフトに乗ると楽。
【料金】
境内無料、本堂2階阿弥陀堂・庭園拝観300円
リフト代(羅漢寺駅まで):大人片道500円・往復700円、子ども片道250円・往復350円。
【時間】8:30〜17:00
【休日】無休

猿飛千壺峡

写真出典 じゃらん「猿飛千壺峡甌穴群」

猿飛千壺峡別名を「耶馬渓猿飛の甌穴(おうけつ)群」とも言います。甌穴とは、川の中の岩の上に溜まった小石が水流によって回転し、長い年月の間に穴を開けたものです。耶馬渓猿飛の甌穴群では、直径15cmほどの小さなものから直径1mほどの大きなものまで、数十もの甌穴が見られます。

【アクセス】国道496号線沿い。
【住所】大分県中津市山国町草本

魔林(まばやし)峡

写真出典 じゃらん「魔林峡」

魔林峡猿飛千壺峡の下流に位置する、甌穴群が激しい水流で破壊されてできた奇観の渓谷です。とても美しく、雨の後には猛々しい顔を見せます。数ある耶馬溪の名所の中でも、とくにダイナミックな魅力あふれる奇観です。

【アクセス】山国町の国道212号線から県道496号線に入って、5kmほど進むと左手に大きな案内板が見える。
【住所】大分県中津市山国町草本

英彦山(ひこさん)神宮

英彦山英彦山表参道旧耶馬溪の溶岩大地が水に侵食されてできた山で、大分県と福岡県の境にそびえています。タブノキ・シイ・カシなどの原生林におおわれ、野鳥や昆虫の宝庫ともなっています。
山頂部は北・中・南の3つの峰があり、中岳に英彦山神宮の上宮が立っています。
山頂からの景色は北九州のおもな山々をほとんど見渡して、とても雄大です。

【アクセス】JR彦山駅前から添田町バス(英彦山方面行き)に15分ほど乗り、「銅の鳥居」バス停下車。
【TEL】0947-85-0001
【住所】福岡県田川郡添田町英彦山1
※神宮は福岡県に位置しますが、耶馬溪めぐりの一環として大分県から入る人が多いようです。
【料金・時間・休日】境内への立入自由(志納)(参拝は日中)
【HP】英彦山神宮

★下のポイント名をクリックすると、地図の中央に表示されます。★

一目八景 大谷渓谷  競秀峰  青の洞門  羅漢寺  猿飛千壺峡  魔林峡  英彦山神宮  

「風の旅」のトップページへもどる 「大分観光 風の旅」のトップページへもどる
風の旅 TOP > 大分観光 風の旅 > 奇岩と渓谷の自然美で魅せる耶馬渓

風の旅 大分観光風の旅