三鷹・吉祥寺は東京都の中でも都心から離れた生活の街で、銀座や渋谷のような派手さはありません。しかし、三鷹の森ジブリ美術館や、昭和の作家太宰治ゆかりの場所、国立天文台といった魅力のスポットがあります。また、吉祥寺はおしゃれな街。ちょっと食事をするのに便利です。

【三鷹・吉祥寺への行き方】

◎羽田空港から:モノレールで浜松町駅まで行き、JR山手線渋谷・新宿方面に乗る。新宿で中央線に乗り換えて、三鷹駅または吉祥寺駅で下車(約1時間15分)。
◎東京駅から:JR中央線に乗り、三鷹駅または吉祥寺駅で下車(約30〜40分)。
※ほかにもさまざまなアクセス方法があります。

▼地図は一番下にあります。

あこがれのジブリのミュージアム周辺

三鷹の森ジブリ美術館

三鷹の森ジブリ美術館三鷹の森ジブリ美術館は、ジブリのアニメの思い出がいっぱいのミュージアムです。正式名称は三鷹市立アニメーション美術館といい、敷地内に入ると、トトロが迎えてくれます。屋上庭園には、「天空の城ラピュタ」で登場したロボット兵が立っています。

建物は地下1階・地上2階建て。地下から2階まで吹き抜けになっており、地下から天井を見上げると、ガラスのドームに「崖の上のポニョ」が描かれています。館内のいたるところにステンドグラスがあり、「魔女の宅急便」や「もののけ姫」など、ジブリ映画のおなじみのキャラクターがあしらわれています。さらに、エレベーターは、「千と千尋の神隠し」の湯屋のエレベーター。記憶が蘇って、一瞬、ギョッとなるかも。「となりのトトロ」のネコバスは、小さい子どもたちの特等席になっています。

ジブリバス建物の中は抜け穴やらせん階段、空中廊下などが続きちょっと複雑になっています。軽く迷うのも、また楽しみ。ここでしか見ることができない、スタジオジブリの短編アニメを放映するミニシアターなどもあります。
なお、入館は日時指定となっており、事前にローソンでチケットを買っておかないと入れません。予約が難しい場合は、入り口付近を見るだけでも、結構楽しい気分になれます。

【アクセス】
◎JR三鷹駅南口から1.2km。宮崎駿監督も好きだという、玉川上水沿いの「風の散歩道」が気持ちよいです。
◎JR三鷹駅南口9番乗り場から小田急バスに乗り、三鷹の森ジブリ美術館で下車。
◎JR三鷹駅南口からコミュニティバスに乗り、三鷹の森ジブリ美術館で下車。
※何本かに1本、写真のようなジブリバスが来ます。
◎JR吉祥寺駅南口から小田急バスに乗り、万助橋で下車、300m(三鷹の森ジブリ美術館への直通はない)。
【住所】東京都三鷹市下連雀1丁目1-83 都立井の頭恩賜公園西園内
【チケット】あらかじめチケットを購入することが必要です。
チケットの購入方法(公式)
【時間】入場時間が決まっています。
1回目 10:00(10:30までに入場)
2回目 12:00(12:30までに入場)
3回目 14:00(14:30までに入場)
4回目 16:00(16:30までに入場)
【休日】火曜日、年末年始、メンテナンス期間
【HP】三鷹の森ジブリ美術館

井の頭公園

井の頭公園井の頭公園は正式名称を井の頭恩賜公園といい、東京都三鷹市と武蔵野市にまたがる広大な公園です。江戸幕府の3代将軍徳川家光が池のほとりの樹木に「井之頭」と彫ったのが地名の由来とも言われています。弁天、ボート、ひょうたん、お茶の水の4池があり、総称を井の頭池と言います。その西には雑木林が広がり、昔の武蔵野の面影を留めています。
春の桜に始まって、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪と四季の景色が美しく、新宿駅から電車で15分の吉祥寺駅から近く、都会のオアシスとして首都圏でも屈指の人気を誇ります。

【公園の風景】

井の頭公園の桜

井の頭公園の桜

桜の数はとても多くて、きれいです。日本さくら名所100選にも選ばれています。

木々の間の道

木々の間の道

昔、国木田独歩が「今の武蔵野は林である」と書いた木々が続いています。

井の頭池

井の頭池

ボートに乗ることもできますが、カップルは女神の弁財天の嫉妬を受けるという話も…。

お茶の水

お茶の水

水が湧き出ており、東京都内でも有数のパワースポットとして人気があります。

【アクセス】
◎JR吉祥寺駅南口から400m。
◎JR三鷹駅南口から750m。
【TEL】0422-47-6900(井の頭恩賜公園案内所)
【時間】立入自由
【HP】井の頭恩賜公園

三鷹ゆかりの文学者の足跡をたどる

禅林寺(森鴎外と太宰治の墓)

禅林寺禅林寺は禅宗の一派である黄檗宗の寺院です。明治・大正時代に活躍し、夏目漱石と並び称される文豪、森鴎外の墓があります。また、鴎外を尊敬していた太宰治の生前の希望により、太宰もこの寺に葬られました。太宰の墓は鴎外の墓の斜め向かいにあります。毎年、太宰の誕生日である6月19日には、太宰を偲んで桜桃忌が開かれます。

太宰の命日は6月13日ですが、太宰と愛人の山崎富栄の遺体が、奇しくも太宰の誕生日である6月19日に発見されたため、桜桃忌は6月19日となっています。桜桃忌の名前は、太宰が死の直前に書いた短編『桜桃』にちなんでいます。

三鷹駅からはやや距離がありますので、コース的にはバスで禅林寺へ行って、また駅まで戻り、太宰治文学サロンと山本有三記念館を経て、三鷹の森ジブリ美術館へ向かうとよいでしょう(三鷹の森ジブリ美術館は入館時間設定制で、事前にチケット購入が必要。文学散歩は思ったより時間がかかるので、ゆとりを持っての時間設定を推奨します)。

【禅林寺の境内】

禅林寺山門

山門

この門をくぐると、境内です。

聖観音像

聖観音像

観音様がお寺を守っています。

禅林寺本堂

本堂

禅林寺の本尊を祀っています。

森鴎外の墓

森鴎外の墓

太宰より偉さで上だと思うのですが、人気では太宰かな?

【アクセス】
◎JR三鷹駅南口から1.2km。
◎JR三鷹駅南口からバスに乗り、「八幡前」下車、150m(八幡大神社の向こう側)。南口7番のバス停からは、すべてのバスが停まる。
【TEL】0422-44-8365
【住所】東京都三鷹市下連雀4-18-20
【HP】禅林寺

太宰治文学サロン

太宰治文学サロン太宰治は、「人間失格」「斜陽」などで知られる昭和の作家です。甲府市での新婚生活を送ったあと、1939(昭和14)年に三鷹に移り住み、39歳の誕生日を目前に控えた1948(昭和23)年6月、玉川上水で入水自殺するまでの晩年の約7年半を、この街で過ごしました。その縁から、三鷹に「太宰治文学サロン」が置かれています。

太宰治文学サロンは、太宰がよくウイスキーを買いに立ち寄った酒店「伊勢元」があった場所にあります。小説『十二月八日』の中にも登場する店ですが、2006(平成18)年に閉店しました。その跡地に建ったマンションの1階を三鷹市が借りて、没後60年・生誕100年を記念して、2008年3月にオープンし、三鷹を訪れる太宰ファンの拠点となっています。くわしい情報が得られるので、ぜひこの館を訪れてください。

【太宰治文学サロン】

太宰治をめぐる人々

太宰治をめぐる人々

川端康成、井伏鱒二、坂口安吾などとの関係図です。

カウンター

カウンター

中央奥に位置します。背景には、懐かしい写真が…。

太宰と三鷹

太宰と三鷹

太宰が暮らした頃の三鷹市の様子が展示されています。

三鷹太宰マップ

三鷹太宰マップ

太宰治ゆかりの場所がくわしく記されてます。100円です。

【アクセス】JR三鷹駅南口から300m。
【TEL】0422-26-9150
【住所】東京都三鷹市下連雀3-16-14 グランジャルダン三鷹1階
【時間】10:00〜17:30
【休日】月曜日(祝日の場合はその翌日と翌々日休館)、年末年始(12月29日〜1月4日)
【HP】太宰治文学サロン

三鷹市山本有三記念館

三鷹市山本有三記念館山本有三は、昭和前期に活躍した小説家です。『路傍の石』は児童書の名作とされ、子どもの頃に読んだ方も多いでしょう。山本有三は吉祥寺に住んでいましたが、より静かな環境を求めて三鷹に住処を探し、この家が気に入って1936(昭和11)年から家族とともに暮らしました。ここでの暮らしは1946(昭和21)年、進駐軍に家を接収されるまで続き、「路傍の石」や戯曲「米百俵」を書き上げました。現在は山本有三の生涯と作品を紹介する施設として公開されています。

【山本有三記念館】

1階展示

1階展示の始まり

部屋は多数ありますが、こんな展示で始まります。

愛用品

愛用品

眼鏡や筆など、よく使ったものが置いてあります。

ミタカ少年文庫

ミタカ少年文庫

子どもたちのために開いた私設図書館の本です。

和室書斎

和室書斎

この部屋で、多くの名作が生まれました。

【アクセス】JR三鷹駅南口から650m。
【TEL】0422-42-6233
【住所】東京都三鷹市下連雀2-12-27
【時間】9:30〜17:00
【休日】月曜日(祝日の場合はその翌日と翌々日休館)、年末年始(12月29日〜1月4日)
【HP】三鷹市山本有三記念館

日本を代表する天文台を観る

国立天文台

画像 Google+「国立天文台」

国立天文台国立天文台は、日本の天文学研究の中心として、数々の成果をあげてきた天文台です。前身は東京大学付属東京天文台で、1888(明治21)年、現在の東京都港区に設置されました。その後、1924(大正13)年に三鷹に移転。2000年に見学コースが整備され、誰でも気軽に入れるようになりました。

見学コースには、日本の天文学の歴史上、重要な役割を果たした建物が点在し、ノスタルジックな雰囲気をかもし出しています。まず、最初に目に入るのは「第一赤道儀室」1921(大正10)年に完成した最も古い観測用の建築物です。
さらに林の中には「大赤道儀室」があります。完成は1926(大正15)年ですが、当時の建築業者には半球面をつくる技術がなく、船底をつくる技術を持った造船技師の力を借りて造られました。中に取りつけられた65cm屈折望遠鏡は、世界のレンズの最高峰とされるカール・ツァイス社製。屈折型としては日本最大の望遠鏡で、外壁のドームとの境部分には、中世ヨーロッパのロマネスク様式の建築物によく見られる、小さなアーチを繰り返した装飾が施されています。ロンバルト帯というもので、ヨーロッパ歴史主義の影響を受けた明治建築に近い特徴を示しています。「大赤道儀室」は1998(平成10)年に役割を終えて、天文台歴史館となりました。しかし、故障しているわけではなく、今でも使用できます。

現在、観測に関してはすばる望遠鏡を設置したハワイ観測所に重点が移っていますが、本部は三鷹にあり、多くの天文学者が研究を続けています。現代の天文学は、一般の望遠鏡で星を観測するのとは違って非常に理論的で、物理学に近い立場から「宇宙はどのように生まれたのか?」「人間の材料はどこから来たのか?」を追求しています。しかし、月に2回、定例天体観望会も行われており、天文学に興味を持つ人にとって、興味深い集まりとなっています。

【アクセス】JR三鷹駅北口から調布駅行きのバスに乗り、天文台前下車。
【TEL】0422-42-6233
【住所】東京都三鷹市大沢2-21-1
【時間】10:00〜17:00
【休日】年末年始
【HP】国立天文台

若者に人気の街、吉祥寺を散策

吉祥寺駅周辺

吉祥寺駅前吉祥寺はしばしばドラマや小説にも登場する町です。東京都心から離れているため生活の匂いが感じられるにもかかわらず、おしゃれで洗練されており、渋谷や原宿に負けないショップも並んでいます。同時に昭和の古さを感じさせる横丁などが残り、その混在が独特の魅力となって、何年も続けて「住んでみたい街、人気No.1」となっています。三鷹でミュージアムめぐりを楽しんだあと、食事やお茶をしに立ち寄るのにも好適です。

【駅前の風景】

吉祥寺PARCO

吉祥寺PARCO

渋谷などにあるPARCOの系列で、流行の先端を行くファッション関連のショップが数多く集まっています。レストランやカフェもたくさんあります。

カウンター

ダイヤ街

北口の西寄りの商店街。ファッションショップや飲食店などが数多く並んでいます。吉祥寺や三鷹に暮らす人たちの、日々の買い物の場となっています。

ハーモニカ横丁

ハーモニカ横丁

昭和のレトロな匂いが漂う一画です。狭い間口の店が数多く並んでいることから、文芸評論家の亀井勝一郎がそう名づけたと伝えられています。

吉祥寺サンロード商店街

吉祥寺サンロード商店街

北口の東寄りの商店街。衣料品や雑貨、食品や菓子などいろいろな店が並んでいます。新しい店と昔ながらの店が混ざっています。

【アクセス】
◎JR新宿駅から中央線で約15分。
◎JR三鷹駅から中央線で2〜3分。
※JR吉祥寺駅を降りてすぐ。

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