JR関内駅やみなとみらい線「馬車道」駅周辺の横浜港に近い海側のエリアは、幕末に横浜が開港後、開けていったエリア。そのため歴史的な建造物が多く残っています。また、博物館と資料館が集まっています。

▼地図は一番下にあります。

★料金・時間・休日などについては変更されることがあります。必ず公式HPまたは自治体のサイトで確認してください。
★入場・入館時間は、多くの場合、終了30分前までです。
★アクセス方法については、比較的わかりやすいものを掲載しています。ほかにもルートがある場合があります。

JR関内駅から海へ向かう道

日本大通り

日本大通り日本大通りとは、みなとみらい線「日本大通り」駅の北側から象の鼻パークに突き当たるイチョウ並木の通りを指します。イギリス人建築家リチャード・ブラントンの設計により、1870(明治3)年に日本初の西洋式街路としてつくられ、横浜地裁や横浜情報文化センター(旧横浜商工奨励館)などの西洋風の建物が面し、1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災の復興事業によりイチョウが植えられ、現在の美しい並木となっています。

通りが造成されるきっかけとなったのは、1866年11月(慶応2年10月)に発生し、開港場の約3分の1を焼き尽くした大火です。諸外国は幕府に対して居留地の改造を要求し、公園の新設や防火道路の整備などを含む「横浜居留地改造及競馬場墓地等約書」が結ばれました。この公園とは横浜スタジアムがある横浜公園のことで、防火道路が現在の日本大通りにあたります。

【アクセス】
◎みなとみらい線「日本大通り」駅から300m。
◎JR関内駅から600m。

横浜港近くの博物館・資料館

神奈川県立歴史博物館

神奈川県立歴史博物館神奈川県立歴史博物館は、神奈川県の歴史に関する資料を集め、研究・展示を行っている博物館です。建物は、旧横浜正金銀行本店本館として1904年(明治37年)に建てられた古典主義様式の建築で重要文化財に指定されています。常設展示室では先史から現代までを5つのテーマに分けて豊富な資料で紹介しており、鎌倉幕府や後北条氏、黒船来航などに関する展示はとくに充実しています。みなとみらいからも無理なく散策できる距離にあります。

実は黒船に驚かなかった江戸幕府

「泰平の眠りを覚ます上喜撰 たった四はいで夜も寝られず」とは、当時の高級茶の銘柄「上喜撰」と蒸気船をかけて、黒船来航に慌てふためく幕府の対応を詠んだ有名な狂歌。しかし、幕府はそれほど驚かなかった可能性が高いようです。なぜなら交易国であったオランダから、約1年前に「北亜墨利加(アメリカ)合衆国政堂より……日本と交易を取結ハんため船が派遣される」と知らされていたからです。神奈川県立歴史博物館の研究によると、幕府は清がアヘン戦争でイギリスに敗れたことも知っており、ロシアなども進出をうかがう中で、新興国アメリカが最もくみし易いと、むしろ幕府の方が最初の条約締結国にアメリカを選んだ側面もあることのこと。ちなみにこの狂歌は明治時代になって成立した可能性が高く、不平等条約の解消に苦しめられていた明治政府が、その責任を旧幕府に押しつける格好の材料としていたようです。

【アクセス】みなとみらい線「馬車道」駅・馬車道口から100m。
【TEL】045-201-0926
【住所】神奈川県横浜市中区南仲通5-60
【時間】9:30〜17:00(入場は16:30まで)
【料金】大人 300円、20歳未満 200円、高校生・シニア(65歳以上)100円、中学生以下無料
【休日】月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日あり
【HP】神奈川県立歴史博物館

横浜開港資料館

横浜開港資料館横浜開港資料館は幕末の開港期から昭和初期にかけての横浜の港湾や文化、産業などtに関する資料を所蔵・展示・公開する博物館です。旧館は英国総領事館でした。常設展のほか、年4回、企画展を開催しています。

この資料館には「生きた史料」があります。中庭の「たまくす(タブノキ)」です。1854(嘉永7)年、日米和親条約を締結するためにペリーが来航したときの横浜上陸図の中にその姿が描かれている木で、枝が縦横に張り、庭全体を傘が覆うように広がっています。1923(大正12)年に起きた関東大震災の市街地の被災写真の中にも、焼け残った「たまくす」が写っています。のち1931(昭和6)年の英国領事館再建に先立ち、現在生えている地点まで10mほど場所を移されたということです。

【アクセス】みなとみらい線「日本大通り」駅から200m。
【TEL】045-201-2100
【住所】神奈川県横浜市中区日本大通3
【時間】 9:00〜17:00(入場は16:30まで)
【料金】一般 200円、小中学生100円
【休日】月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、その他不定休
【HP】横浜開港資料館

日本郵船歴史博物館

画像 はまれぽ「横浜郵船ビル」

日本郵船歴史博物館海岸通りに面した歴史的建造物である横浜郵船ビルの1階を改装してつくられた博物館で、日本の海運の歴史について展示を行っています。太平洋航路の花型として建造された豪華客船がアジア太平洋戦争に徴用されて悲劇的な最期を遂げた話など、見応えがあります。建物は1936(昭和11)年に竣工したギリシャ・コリント式のビルで、天井の漆喰彫刻が見事です。

【アクセス】みなとみらい線「馬車道」駅・万国橋口から250m。
【TEL】045-211-1923
【住所】神奈川県横浜市中区海岸通3-9
【時間】 10:00〜17:00(入場は16:30まで)
【料金】一般 400円、シニア(65歳以上)・中学生・高校生 250円、小学生 無料
※氷川丸とセットで割引あり。
【休日】月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、その他不定休
【HP】日本郵船歴史博物館

横浜ユーラシア文化館

画像 wikipedia「横浜ユーラシア文化館」

横浜ユーラシア文化館東洋学者の江上波夫氏が横浜市に寄贈した資料をもとに、2003年3月に開館した博物館です。ユーラシアの諸文化についての貴重なガラス・陶器・彫刻・民族衣装などが展示されています。

なお、騎馬民族征服王朝説とは、東北ユーラシア系の騎馬民族が南朝鮮を支配して日本列島に入り、4世紀後半から5世紀に大和地方の在来の王朝を支配、あるいは合一して大和朝廷を建てたという説です。

【アクセス】みなとみらい線「日本大通り」駅・3番出口からすぐ。
【TEL】045-663-2424
【住所】神奈川県横浜市中区日本大通12(旧横浜市外電話局のレンガ調の建物内)
【料金】一般200円、小・中学生100円
【時間】 9:30〜17:00(入場は16:30まで)
【休日】月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、不定休あり
【HP】横浜ユーラシア文化館

横浜都市発展記念館

画像 同上

横浜ユーラシア文化館横浜都市発展記念館は横浜の発展の歴史についての展示を行うミュージアムです。横浜の原型が形成された昭和戦前期を中心に、「都市形成」「市民のくらし」「ヨコハマ文化」の3つの側面に焦点を当てて、史料類を展示しています。横浜都市発展記念館と同じ建物内にあります。

【アクセス】みなとみらい線「日本大通り」駅・3番出口からすぐ。
【TEL】045-663-2424
【住所】神奈川県横浜市中区日本大通12(旧横浜市外電話局のレンガ調の建物内)
【料金】一般200円、小・中学生100円
【時間】 9:30〜17:00(入場は16:30まで)
【休日】月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、不定休あり
【HP】横浜都市発展記念館

文明開化の面影を残す「横浜三塔」

神奈川県庁本庁舎(キングの塔)

神奈川県庁本庁舎横浜港周辺には「横浜三塔」と呼ばれる3つの建物があり、キング、クイーン、ジャックと名づけられています。その中でキングにあたるのが、神奈川県庁本庁舎です。外国人船員たちがトランプの絵札に例えたのが始まりらしく、船員たちは3つの塔を目印に船を桟橋に接岸させていたと言います。
神奈川県庁本庁舎は初代から数えて4代目にあたります。現役の都道府県庁舎としては大阪府庁舎に次いで2番目に古く、国の登録文化財に指定されています。現在、6階の歴史展示室と屋上展望台が公開されています。

少し詳しく歴史に触れると、神奈川県庁の初代庁舎は江戸時代末の1867(慶応3)年に建てられた神奈川奉行所の横浜役所を継承したもので、現在の横浜地検・横浜地裁の敷地にあり、「横浜裁判所」という名称でした。2代目庁舎から現在の場所に移り、3代目は1913(大正12)年に建てられました。現在の庁舎は3代目庁舎が関東大震災で焼けたあと、鉄骨鉄筋コンクリート製の地上5階地下1階建てで建設され、1928(大正17)年10月に完成した4代目です。

【アクセス】みなとみらい線「日本大通り」駅・県庁口からすぐ。
【TEL】045-210-2620(神奈川県庁 総務局庁舎管理課)
【住所】神奈川県横浜市中区日本大通1
【料金】ー
【時間】 8:30〜17:15
【休日】祝日、年末年始(12月29日から1月3日)
【HP】キングの塔へようこそ!(神奈川県公式)

横浜税関(クイーンの塔)

横浜税関「横浜三塔」のうち、クイーンにあたるのが横浜税関です。銅板でつくられたイスラム風の薄緑の塔が特徴で、エキゾチックな雰囲気です。1階には税関資料室があり、横浜税関の歴史や役割などのほか、密輸の手口についても知ることができます。

展示室には高級ブランドのバッグや財布、有名なアニメキャラクターの関連グッズなどが並んでいます。偽ブランド品と言っても、衣類やバッグなどから大型のバイクまで幅広く、素人目には区別がつきません。また、密輸品の展示コーナーには、大麻を隠していたビール缶や、ライフル銃と実弾が見つかったモーターボートの部材などが展示され、手口の巧妙さに驚かされます。

【アクセス】みなとみらい線「日本大通り」駅・県庁口から200m。
【TEL】045-212-6053
【住所】神奈川県横浜市中区海岸通1-1
【時間】 10:00〜16:00(5〜10月は17:00まで)
【料金】ー
【休日】年末年始(12月29日から1月3日)
【HP】横浜税関「クイーンの塔の魅力」

横浜市開港記念会館(ジャックの塔)

横浜市開港記念会館横浜市開港記念会館は「ジャック」です。1909(明治42)年の横浜港開港50周年記念事業として1913(大正 2)年に計画され、市民の寄付金により1917(大正6)年に完成しました。のち関東大震災で全焼し、1927(昭和2)年に再建されました。国の重要文化財に指定されています。

天を突くような姿が特徴的で高さは33mあり、レンガづくりの壁面が美しく、3つの塔の中では最も華やかです。県庁と税関が「官」の建物であるのに対し、横浜市開港記念会館は「民」の建物であり、横浜市民にとってかけがえのない財産となっています。

美しい横浜のステンドグラス

ステンドグラスは9世紀に発明され、13世紀に成熟期を迎えました。西洋の教会のカテドラルの中にはステンドグラスを通った光が降り注ぎ、荘厳な雰囲気をかもし出しています。時代によってガラスの制作技術は違い、初期のガラスは向こう側がゆがんで白くもやがかかって見えたりしますが、そのガラスを通した光には温かみがあり、なかなかよいものです。その後、18世紀に宗教改革の影響で衰退しましたが19世紀に復興し、一般大衆の民家でも取り入れられ、宗教から離れた幾何学模様などが多くなっていきます。そういったステンドグラスが、開港後、横浜に入ってきて、当時の建造物に使われました。そのひとつが横浜市開港記念会館のステンドグラスです。2009(平成21)年に横浜開港150周年事業として修復作業が行われ、見ることができます。

【アクセス】みなとみらい線「日本大通り」駅・県庁口からすぐ。
【TEL】045-201-0708
【住所】神奈川県横浜市中区本町1-6
【時間】 9:00〜22:00
【料金】ー
【休日】第4月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日〜 1月3日)
【HP】横浜市開港記念会館

横浜港そばの公園

象の鼻パーク&象の鼻テラス

象の鼻パーク象の鼻パークは横浜港発祥の地につくられ、横浜港開港150周年となる2009(平成21)年6月2日に開園した公園です。明治時代中期の形に造成された波止場の先が曲がって象の鼻に似ていることから、この名がつきました。パーク内にはアートスペースを兼ね備えたレストハウス、象の鼻テラスがあります。すぐ近くに大桟橋や山下公園があります。

【アクセス】
◎みなとみらい線「日本大通り」駅から300m。
◎みなとみらい線「元町・中華街」下車。山下町口から1km。
【TEL】045-661-0602(象の鼻テラス)
【住所】横浜市中区海岸通1丁目
【時間】 10:00〜18:00

【休日】年中無休
【HP】象の鼻テラス

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